「成功は必ずしも約束されていないが、成長は約束されている」
サッカー日本代表チームの監督、アルベルト・ザッケローニ氏が、
2011年のアジアカップを制した後に、語った言葉です。
至言だと思います。
努力は、間違いなく成長に結びつくのです。
そして、自己成長は、仕事をする上での最たるメリットです。
以前、リクルートが行なった「あなたにとって理想の上司とは？」と
いう社内アンケートでは、「自分を成長させてくれる上司」という
回答が、トップだったそうです。
働く動機のうち、自己成長が重要な位置を占めることが判ります。
ですから、社員のモチベーションを上げて、組織を活性化させるため
には、自分が成長できて、それを感じられる仕組みを作ることが、
とても有効なのです。
例えば、埼玉県鴻巣市に本社を置く優良物流企業、篠崎運送倉庫は、
社内で「フォークリフトグランドマイスターコンテスト」を開催し、
各社員の成長を量る機会を作っています。
このコンテストでは、若手からベテランまでの倉庫作業員が、
ルールに則って、フォークリフトを操作し、パレットを積み上げる
技術を競います。
積み上げたときのズレを測り、作業員としてのランク付けを行なう
のです。
これにより、それぞれが自己成長度合いの確認と今後の目標設定が
でき、モチベーションがアップします。
成長でき、成長が実感できる会社は、社員にとって、ロイヤリティの
高い会社です。
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