新たなビジネスモデルを生み出すとき、商品・サービスを提供する
場所を変えるという切り口があります。
例えば、今までは訪問販売が普通だった業界で、お客様をショー
ルームに呼んで接客するモデルを創れば、当たるかもしれません。
また、逆に、来店型が普通だった業界に、通販や宅配のモデルを持ち
込めば、大成功する可能性があります。
特に、後者の手法は、忙しい消費者を待たせないという時代の流れに
合っているため、積極的に検討すべき方向性だと思います。
佐川急便は、国内最大の靴修理チェーン店「ミスターミニット」を
運営するミニット・アジア・パシフィックと組んで、2012年2月から、
東京、神奈川エリアで「靴の配達修理『楽リペ』」サービスを開始
しました。
インターネットで、24時間受け付けており、発注すると「楽リペ回収
ＢＯＸ」で、佐川急便のドライバーが、靴を引き取りにくるそうです。
業界最速、最安値で、「自宅にいながら、ミスターミニットの靴修理
サービスが受けられる」のがポイントです。
３年後の全国展開を目指し、順次拡大していくとのこと。
両社のうち、どちらが先に発想したのかは判りませんが、時代の
流れを押さえた、よいコラボレーションだと思います。
おそらく、靴修理店に並んで、待っているお客様を観て、着想したの
でしょう。
商品・サービスの提供場所を変えるという発想を持ってみましょう。
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