年末年始に、食べ過ぎ・飲み過ぎ＋運動不足で、太ってしまった方は、
多いのではないでしょうか？
私の周りにも、そういう人が、何人かいます。
もしも、その正月太りをなかったことにできたら、どうでしょう？
2013年1月8日号の雑誌『anan』の表紙には、そういうキャッチが
書かれています。
「お正月太りを〈なかったコトにする〉集中ダイエット！」
読み手の気持ちにフィットした、すばらしいキャッチだと思います。
実際には、正月太りは、なかったことにはできません。
太ってしまった体をこれから絞ることはできますが、事実を消す
ことはできません。
同誌の今号の内容紹介文には、次のようなくだりがあります。
> 正月太りしていませんか？してますよね！
> でも大丈夫、この１冊で必ず元に戻せます。
> 安心してダイエットに突入しましょう！
この文中の言葉を使って、「お正月太りを〈必ず元に戻す〉集中
ダイエット！」としていたら、どうでしょうか？
今の表紙のインパクトはなかったと思います。
正月太りしてしまった人たちは、「元に戻そう！」という言葉よりも、
「なかったコトにしよう！」という言葉の方に、共感するはずです。
なかったコトにはできませんが、できたらどんなによいか！
ターゲット読者層の特性をしっかり把握した、秀逸なキャッチです。
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