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  • ブログ・高橋 久美子

    第377回:できていない自分が嫌になります

    2018年11月5日

     
     
     

     「できていない自分自身が嫌になります」という言葉をよく聞きます。目標を立ててトライしたものの、やってみたら予想よりうまくいかなかった。そんなときに、落ち込んで自分を責め、自己嫌悪に陥ってしまう人がいます。ひょっとしたら、自分に厳しいタイプのあなたも、つい自分を責めるタイプかもしれません。

     しかし、先週もお伝えしましたが、ダメ出しは脳をフリーズさせます。パフォーマンスを落とし、本来の実力を、ますます発揮しにくくしてしまうのです。ダメ出しの中でも、この「自己嫌悪」というのは、最も強烈にフリーズを引き起こします。場合によっては脳にかかるストレスで鬱になることもあります。

     ですから今日は、どんな結果にも自己嫌悪にならない思考法についてお伝えしたいと思います。

     

     結果に対して「自己嫌悪する人」と「しない人」がいます。それは、自分に「甘い」とか「厳しい」とかいうことではなく、そもそもの「解釈」が違います。どう違うのか分析してみたところ、大きく3つの違いがあることがわかりました。そこで、自己嫌悪に陥らない人の3つの思考法について解説していきたいと思います。

     【その1】結果と予想値の差異は、そもそも設定ミスが原因だったと思っている。

     例えば、7点できると思っていたけど実際は2点だったという場合、この5点の差異は、自分の能力がどうこうよりも、目標値の設定の間違いによって生じたものだと解釈するというわけです。

     やってみないと、どれだけイケるかわからない。「実は2点の実力だ」ということがわかっていなかったから、7点の目標を立ててしまった。7点できると思ってがんばってみたけど、実際は2点だった。

     そしたら、「なるほど、今の実力は2点ってことか」と、単に自分の現在の実力レベルが明確になっただけのことで、責めるという思考にはならないわけです。

     小学3年生の算数のテストで100点とることを目標にして、20点だった。でも実は、まだ1年生だったということがわかった時に、それでもなお、「なんで100点取れなかったんだ?」と、責める人はいないでしょう。これと同じ理屈です。

     設定が違っていただけですから、「できない自分を責める」とか「自己嫌悪」には陥りません。脳をフリーズさせないために、ぜひ、自己嫌悪にならない思考法を採用してみて下さい。

     
     
     
     

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    高橋 久美子

    あなたの会社が儲かっていない本当の理由
    規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。

    全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会

     
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