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  • ブログ・高橋 久美子

    第4回:2代目への代替わりがうまくいかない会社とは?

    2009年5月13日

     
     
     

     私は、運送会社のコンサルタントをしています。ですから、全国の運送会社の経営者から、様々な相談が寄せられます。その中でも、最近、特に増えた相談があります。それは、「二代目への代替わり」の悩みです。


     創業社長のほとんどが、自分の息子(娘)に、社長業を継がせたいと考えています。しかし、「なかなかスムーズな代替わりができない」という悩みを抱えています。具体的に、どんな事で悩んでいるのかと聞いてみると、割以上が、同じ悩みを抱えているということがわかりました。「今までの荷主との人間関係」「営業力」、大抵この2つのことで困っているようです。今回は、「今までの荷主との人間関係」についてお話していきます。
     私のクライアントにも、息子さんへの代替わりに悩む創業社長がいます。父親である創業社長は、人柄がよく、行動力があり、今まで、自分の「人間力」で仕事をとってきたというのが自慢です。荷主からの信頼も厚く、毎月1度は荷主企業の社長のもとへ足を運び、1時間くらい雑談をしてくるそうです。
     実は、このように、創業社長の人柄が良く、荷主との人間関係が深ければ深いほど、代替わりはスムーズにいかなくなります。この方の場合もそうなのですが、荷主が、新社長である息子さんの事を、「社長の坊ちゃん」というふうに見てしまっているからです。新社長としてあいさつに行っても「お父さんは元気?」と、子供扱いされてしまうというわけです。これでは、運賃交渉など、シビアな話がうまくいくわけがありませんよね。
     創業社長の多くは、自分の今までの営業方法を二代目に引き継がせようとします。自分が親密に付き合ってきた荷主さんとは、同じように親密に付き合わせようとしてしまいます。気持ちは分かるのですが、創業社長の特性と、息子の新社長の特性は違うかもしれません。ビジネスに不利になるのなら、親密な人間関係は不要な場合もあります。
     「坊ちゃん扱いされてしまうところには、なるべく他の担当者を出向かせる」「新社長は、はじめから『社長』として対応される『新規荷主』の獲得に目を向ける」。このように、割り切った営業活動をすることによって、荷主件数が増え、そのうえリスク分散にもつながっている好事例も増えています。
    全国中小規模運送会社・経営改善推進委員会代表 高橋久美子
    http://www.handlecover.com/kaizen/

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    高橋 久美子

    あなたの会社が儲かっていない本当の理由
    規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。

    全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会

     
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