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ブログ・高橋 久美子
第73回:うさんくさい
2011年8月3日
多くの人はDMを出すとき、届いた相手は「読むだろう」と思って書いてしまいます。でも、自分自身を振り返ってもらえばわかりますが、受け取ったDMの9割は「読まずに捨てている」のです。
私たちがDMを出す相手も忙しいのです。ですから、他のDMと同じようなものは埋もれてしまい、目に止まらずに捨てられる、という事を覚えておいてください。『忙しくてDMなんて読まない。ふつうは絶対に捨てられる』ということを、肝に命じてください。
実際に私も、そして私のクライアントさんたちも、何度も何度もテストと実践を繰り返しています。その結果、先々週の2種類の手紙のうち、B運送の手紙の方が、圧倒的に高い成約率になっています。
しかし、これから、実践していこうと思っている前向きな方にお話しておかなければならない「真実」があります。
あなたがこれからB運送のように反応率の高い手紙を書いていくと、必ず批判の声を受けることになります。「うさんくさい」「わざとらしい」「常識知らずだ」など、いろんな事を言われると思います。それに耐える「覚悟」がある人だけが、勝利を手にしていくことになります。人と同じことをしていたら、人と同じ結果しか得られません。しかし、人と違うことをするのは、リスクが伴います。
先日、静岡県の菅野さんというクライアントさんが、地元の荷主企業にセールスレター(手紙DM)を出しました。なんと20%を超える大反響で、このレターから960万円という売上をあげました。
しかし、やっかみの電話もあったそうです。このように、反応率が高いレターであればあるほどクレームや批判も多くあります。高い反応率が得たいなら、その覚悟が必要なのです。
「拝啓、貴社、益々・・・」と、常識的な形にすれば、批判を受けることはありませんが、反応もありません。菅野さんは「やっかんでくれて、ありがたいですね」と、笑い飛ばしていました。50歳を過ぎてもなお、新しい事に勇気をもって果敢にチャレンジする菅野さんの姿を見て、さすが成功する人は違うなと思いました。
全国中小規模運送会社・経営改善推進委員会代表 高橋久美子
http://www.handlecover.com/kaizen/この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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