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ブログ・高橋 久美子
第100回:「びっくりさせる」は逆効果
2012年1月24日
「どうしたら、本文の1行目を読んでもらえるか?」、キャッチコピーを作るときには、これだけを考えて作る。ここまで、OKでしょうか?
それでは、本文を読ませるにはどうすればいいのか?ということで今日は、「キャッチコピーの3大要素」について、お話したいと思います。
「1行目を読んでもらう」という、キャッチコピーの目的を達成するためにキャッチコピーに盛り込むべきいくつかの「要素」があります。その中でも特に重要な「3大要素」というものがあります。この3つの要素を順番に解説していきますので、しっかり覚えてくださいね。
まず、キャッチコピーに盛り込むべき一つ目の要素は「興味性」です。キャッチコピーの中には、読み手の興味を引く言葉を入れていきます。「興味を引く言葉」というと、「インパクトのある言葉」や「相手をびっくりさせる言葉」という風に、勘違いしてしまう人がいます。確かにそれも間違いではないのですが、「荷主獲得のためのセールスレター」という事に絞ってお話すれば、最初は、「インパクト」とか「びっくりさせる」という気持ちは、なくしたほうがいいと思います。
なぜかというと、「インパクト」とか「びっくりさせる」ことに意識が行ってしまうと、「おちゃらけた印象」や、「軽い印象」を与える言葉を選んでしまう可能性があるからです。セールスレターでは軽い印象はマイナスイメージです。真剣さを伝えなくてはいけません。ですから、「インパクト」「びっくりさせる」などの言葉を使ったキャッチコピーは、もう少しセールスレターを書くことに慣れてからチャレンジしていってください。
では、「興味を引く言葉」とは、どんな言葉なのか?それを知るために、まずは、「あなたのお客は何に興味があるのか?」を、知らなければなりません。「お客の興味を引く言葉」を見つけるためには、「お客の興味のあること」を知らないといけないのです。・・・なんだか、すごく当たり前のことに聞こえますね。でも、当たり前のことなのですが、ここを間違えてしまっている人がけっこう多いのです。とても重要なポイントなので、次回もう少し詳しくお話していきます。
全国中小規模運送会社・経営改善推進委員会代表 高橋久美子
http://www.handlecover.com/kaizen/この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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