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ブログ・川﨑 依邦
経営再生物語(147)開拓力の発揮〈事例A〉
2017年3月17日
〈三重苦⇒力に変える〉
?運ぶだけ?では明日が見えない、という状況が、中小のトラック会社を包んで久しい。運賃が上がらない、人がいない、コストが上がる—-という三重苦に包まれている。先行きが暗いのである。いわば、トコトン、ギリギリの状況に追い詰められている。
A社のトップの経験が示唆する教訓とは何か。それはトコトン、ギリギリの状況で、大変革が起きるということである。荷主に対する全面依存、全面従属という姿勢では、荷主への恨み、つらみがたまる一方—-ということである。
打算の道は、物流という世界にしっかりと足を踏まえて、道なき道を切り開くフロンティア・スピリット、開拓力をもつことである。物流を取り巻く三重苦を、力に転化する。三重苦を力に変えていくことが、物流企業の生き残り、活性化の道である。
「必死になれば、何とかなるものですよ。あきらめないことです。勝負は9回裏、ツーアウトからですよ。『何としてもやり抜く』という強い意志がトップにあれば、必ず道は開けますよ」(A社トップ) -
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筆者紹介
川﨑 依邦
経営コンサルタント
早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。
株式会社シーエムオー
http://www.cmo-co.com -
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