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  • ブログ・川﨑 依邦

    経営再生物語(238)面接・入社時の確認と教育

    2019年3月25日

     
     
     

     2.採用面接の留意点

     

     募集媒体として公共と民間がある。公共は職業安定所である。職安求人票の記入の前提は就業規則、給与規定である。求人票を提出すると求人紹介サービスを受けることができる。求職者リストを閲覧でき、5〜10人程度リストアップする。リストアップに基づいて職安から、求人票をリストアップ者に掲示してくれるサービスである。その上、各種の助成金の支給がある。例えば、トライアル雇用といって一定の条件をクリアすれば3か月間助成金が支給される。公共職安は広域でも活用できる。全国各地どこでも求人はできるようになっている。1か所の職安で求人しても、企業が希望し一定の条件があれば、希望する全国どこでも求人票が提示される。公共職安の募集費は無料である。

     民間の募集ルートは多岐に渡っている。折り込み、チラシ、求人誌、インターネット求人などである。さらに採用支援コンサルティングサービスもある。公共職安と違って有料である。採用コストと面接人員、採用人員のバランス比較がいる。媒体ごとに電話のかかってきた件数、面接者、採用者のデータを蓄積する。曜日ごと、月ごと、季節ごと、エリア別に様々なデータが収集できる。その上で媒体の活用方法や求人内容の表現方法についての採用ノウハウが明確になってくる。クチコミ採用もある。クチコミ採用については紹介者に紹介料を渡す例もある。採用時に2分の1、6か月経過後に2分の1と分割することもある。

     採用にあたっては面接方法について明確化(マニュアル化、文書化)しておくことである。質問事項として①運転免許証の確認②過去の事故歴、交通違反歴③当社を選んだ理由④勤務について早朝、深夜、休日勤務は可能であるか⑤希望する給与額⑥仕事歴⑦家庭状況⑧借金状況⑨趣味について(タバコ、酒、パチンコ、ギャンブルはするか)⑩健康状態︱︱とする。面接時間は30〜60分程度とする。チェックポイントは声の大きさ、顔の表情、姿勢とする。面接内容について、仕事歴については前職場には少なくとも電話で在職していたかどうかくらいは確認する。

     前記の10項目は仕事をする上で必要なこととして、ズバリと確認することである。①〜⑥は当然として、⑦の家庭状況は緊急連絡先として知っておかなければならない。ごくまれであるが、交通事故に遭ったドライバーが1人暮らしで、どこに連絡していいのか会社として途方に暮れることもあるからである。⑧借金状況もサラ金に追われていると心に余裕がなくなる。重大事故につながることもある。⑨趣味についても過度のタバコや酒はよくない。とりわけ飲酒は酒気帯び運転につながりやすく要注意である。パチンコやギャンブルもやり過ぎると仕事に悪影響が出る。⑩健康状態は病歴を確認する。血圧、糖尿病もシカリである。面接結果について面接者は、合否についてのコメントを記入して、最終判定を社長、部門長など、しかるべき人に連絡して決裁を仰ぐこととする。面接シートとして文書化しておくことである。

             (つづく)

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    川﨑 依邦

    経営コンサルタント
    早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
    63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
    中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
    グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。

    株式会社シーエムオー
    http://www.cmo-co.com

     
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