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運送会社
荒木油送 荒木暢彦社長 「社長ではなく、経営者でありたい」
2020年10月23日
【愛知】「社長ではなく、経営者でありたい」。自らの気構えをそう語るのは、石油関連事業を展開する「荒木石油グループ」において主に輸送部門を担う荒木油送(豊橋市)で代表を務める荒木暢彦社長。同社では、あいさつを軸としたコミュニケーションを推進、習慣化することで社内における好循環と事故の低減などにつなげている。
社長が代表として就任したのは、今から3年ほど前。「血の通った経営をしたい」との意識から個人面談を積極的に取り入れ、従業員の懐に飛び込んだ。
幼少の頃から打ち込み、高校時代にはキャプテンを務めたという剣道で培われた熱意と、社長ならではの洞察力で臨んだ個別の面談
では、「思っていることを、全部出してほしい」との覚悟で文字通り腹を割った話し合いを実現。当時を振り返り、「予想していたよりも前向きな意見が多く、嬉しく思った」と感想を述べ、「そんな従業員の人生を支え、働けて良かったと思えるような会社にしていきたい」との考えにも触れる。また「体力には自信がある」と自負する社長は、自らも積極的な動きを社内で実践することによって、従業員とのさらなる一体感を促進。「満点を求めず、各自が持っている長所に目を向けることが、我が社の文化」という社風は、定着率の高さにもあらわれており、新しいものには柔軟に対応しつつも「時代に振り回されることなく、守っていきたいものがある」との決意を述べ、昭和14年から続く同グループにおける歴史の重みが伝わってくる。
変化の激しい社会のなかで「凡事徹底」の精神を掲げ、「基本に忠実な業務の積み重ねが、すべての品質向上を生む」との見解も示している荒木社長。「苦労する姿を含めて、その背中を見て育ってきた」と語り、父である荒木義夫会長に対する思いは、「自身の目標として、まず間違いのない存在」との言葉が、力強く物語っている。
◎関連リンク→ 荒木油送株式会社
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