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製品・IT
東京商運 ITキーパー導入で点呼実施者の負担軽減
2020年4月2日
昭和48年創業で自動車部品の輸送などを手掛ける東京商運(伊藤慎一社長、東京都世田谷区)では、2018年からテレニシ(辻野秀信社長、大阪市中央区)の貨物・旅客事業者向け総合クラウド点呼システム「IT点呼キーパー」を活用し、業務の効率化を図っている。導入後のメリットなどについて、東京商運の梶原豊司取締役営業部長に話を聞いた。
以前から「IT機器の活用が人手不足となる今後、ますます重要となる」と感じていた梶原部長は、物流ネットワーク運営会社の紹介でIT点呼キーパーを知り、すぐに導入を決めた。「3拠点ある車庫が本社から離れているため、点呼実施者が本社と車庫を往復しなければならず、点呼業務の効率化が課題になっていた。IT点呼キーパーを利用することになってから、点呼実施者の負担が軽減され、時間短縮になった」と話す。
梶原部長は「全拠点の点呼の質が向上し、点呼執行状況が一元化されたことで、適正な管理・指導ができるようになった。また、安全講習会でしか会わないドライバーと、点呼時に話をする機会が増え、コミュニケーションが促進された」と評価する。
導入後、ドライバーに思わぬ変化もあったという。「アルコールチェッカーの精度が非常に高く、深酒をやめるドライバーが出てくるようになり、中には禁酒した者もいた。飲酒を控えるようになったことで肝臓の(検査)数値も改善し、健康改善にもつながっている」と、意識改革があったことを明かす。
今後については、「IT機器の導入で効率化を図ることは、今後の生き残りに重要な意味を持つ。引き続き品質の向上と安全に取り組んでいく」と話した。
◎関連リンク→ 東京商運株式会社
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