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製品・IT
平成自動車 DPFの煤つまり解消
2017年2月21日
平成自動車(堀内秀一社長、大阪市此花区)は、ディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)の煤を取り除くための独自の清掃機を開発し、顧客にサービスを提供している。
同社では従来まで、DPFの煤を取り除くためにエアやスチームなどを活用していたが、従業員1人がつきっきりで作業を行うため、効率が悪いと考えていた。同清掃機は、部品をセットするだけで自動で掃除が行えるため、従業員の作業効率のアップにつながっているという。
自動で煤を燃焼するには、マフラーの温度が600度近く上がらなければならない。各社の仕事状況により、自動で燃焼できず、手動の燃焼させるスイッチが点灯することで、車両を止めなければならないケースもある。
洗浄前(上)と洗浄後(下)
伴隆之企画開発課長は、「一定速度で走る車両は煤が出にくいが、停止や加速を繰り返すことで煤がたまり、エンジン回転に出力制限がかかることで車両が動きにくくなってしまう」と、業務に影響をする可能性を指摘する。
同社の清掃機は1日で作業が可能で、よりきれいにできるため注目を集めているという。伴課長は「マフラーの交換になれば金額が高くなるが、定期的に清掃することで、5万~6万円で済む。使用状況にもよるが、定期的に清掃してもらえれば、DPFのつまりで悩むことはなくなると考えている。冬場に煤がたまるケースが多いので、早めの清掃でトラブルをなくしてほしい」と呼びかける。
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