-
物流ニュース
「ドライバーが余るなんて・・」予想できなかったコロナショック
2020年9月25日
コロナウイルス感染拡大に伴い世界的な経済低迷に陥ったことで、運送業界では人材が余るといった現象が起きている。
今まで運送業界では慢性的な人手不足で、どの運送会社でも人材確保のために様々な努力を行ってきた。
しかし、コロナウイルス感染拡大による経済の落ち込みで様々な業界で人が余り、運送業界もその影響を受けて確保できるようになってきた。しかし、物量は減少し、逆に人材が余る傾向の運送会社も出てきているようだ。
大阪府堺市の運送A社でも雑貨輸送で大型車のドライバー確保に努めてきたが、大幅に物量が減少し、車両と人材を遊ばせる状況となっている。
A社社長は「人材を確保出来て、ようやく荷主ニーズに応えられると思っていた矢先、突如、がけから落ちるように物量が減少し、車両と人材を遊ばせている。たった1、2か月で、ここまで状況が変わるとは予想もつかず、本当に経済情勢は生き物であると感じさせられた。せっかく苦労して確保した以上、減らすことなく維持したいため、1日も早く経済の復活を望みたい」と語った。
大阪市の運送B社では「トレーラでの輸送で、一部手作業での積み込みがあるため、若いドライバーが必要で、今まで福利厚生や賃金体系で優遇して人材確保に努めてきた。現在でも入社を待つ若いドライバーがいる中で、物量が今までの3分の1程度に落ち込む状態が続いている。ここ数年は増員・増車で事業拡大してきたが、今回のコロナショックによる不況で人材を持て余すことになるとは予想もできず、本当に困惑している」と話す。
関連記事
この記事へのコメント
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ
うちも地場の部門には異業種からの応募が増えている。でも続くかどうかは別じゃないかな
宅配部門とか一人できる趣味の貨物は忙しいよー
それこそ労基もクソもない
昔ながらの長時間労働のカスみたいな会社だらけ