-
物流ニュース
コロナ禍で運賃が一変 値下げ合戦開始か
2020年9月17日
コロナ禍での個人消費の落ち込みは深刻で、その関係から運送会社にも大きく影響を及ぼしているようだ。
大阪府貝塚市の運送A社は「大型車などでの長距離輸送では帰り荷が少なくなっているため、大阪から関東方面の輸送も今までの半値に近い運賃で輸送を行う業者も存在している。当社だけが過去の運賃で、周りは単価を下げてきているため、結果として帰り荷がないまま走らせることもある。人手不足で運賃単価は少しずつ上昇傾向だったが、コロナで一変し、運賃値下げによる物量確保がこれから本格化してくるのではないかと不安を抱いている」と話す。
同門真市の運送B社でも「関東の荷主企業から関西での配送を依頼され、人手不足でもなんとか車両の提供を行ってきた。しかし、その荷主は、最近、他の運送会社から当社より低額な見積もりを出されたことで、長年の取引を簡単に解除してきた。当社としては運賃を下げてまで争う意思もなかったので仕事を譲る形となった。運送会社も荷主企業もどちらも経済情勢は厳しいが、運賃を下げての新規開拓は長くは続かないと思う。自らの首を絞めるような行為は業界全体で避けていかなければならない」と語る。
日を追うごとに運賃値下げの話が増えているが、運送会社自身がしっかりと原価意識を高め、適正な運賃収受に向けた取り組みを行うことが必要とされる。
この記事へのコメント
関連記事
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ
生粋の水屋ですが商売になりませんね。リーマン以上です。預かりの車両も厳しい。
行政の力が必要ですね。バス、タクシーみたいに一律運賃を導入して値下げ強要したり悪質な荷主には罰金や営業禁止など厳しい行政処分課しても良いと思います。
荷主>運送会社の関係が、
さらに広がってるような気がする。
来週は標準運賃のセミナーだ!しっかり勉強してこよう(笑)。
・・・でも標準運賃作った役所とかトラ協の人は偉いと思うよ。タイミングが悪かっただけ。というかコロナが全部悪い。
もし仮に物流の総量が減るというのなら、全体として輸送にかかる費用は減る。一回の運賃が上がったとしても輸送する機会が減るのだから、荷主としての総輸送コストは減るとか変わらないとかできるはずである。動く荷は少ないのに輸送コストが変わらないと思うのは荷主の客としては不満だろうが、物は勝手に歩いてくれない。末端が忖度する必要はないと思われる。国はまず荷主に規制をかけるべき。本当にこの国のドライバーは大人し過ぎる。
そもそもトラ協がカス団体
さっさと解体すればいい。
荷主は売上が悪いと、販管費を削減したいから、保管費用や運賃の
コスト見直しを行い、安い所があれば、すぐに切り替える。。。
運送会社は大手も中小も一緒で、足並みを揃えようとしても
それを出し抜こうとする輩が必ず居るので、いつの時代も同じ事の繰り返し。
タクシー運賃みたいに固定料金にしない限り、この格差は無くならない。
でも運賃固定にすると、個人か大手以外の中途半端な規模の運送会社が一番きつくなるはず。。。
お互い値下げは望まない‼️
過去二回の誤配を繰り返した大手宅配業者屋に配達した本人に謝罪を求めたところ配達はキャンセルのうえに
謝罪すら来なかった。
値段さえ下げれば良いのか?
て問題でも有ると思う。
全ての荷主がそうとは、限らないですがこのまま配送運賃の暴落が続けば日本経済が、おかしくなる。
タクシーやバスのように固定価格+付加料金を制定するべき