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物流ニュース
泉 BCP対策で地上型タンクの自家給油所新設
2021年3月11日
一般廃棄物・産業廃棄物の収集運搬や処分、リサイクル施設の運営など水処理を含め、「環境関係のトータルパートナー」としてサービスを展開する泉(若生武志社長、宮城県仙台市泉区)は、BCP対策を目的として自家給油所を新設した。東日本大震災直後の燃料不足を経験したことから、自家給油所の導入を検討してきた。しかし、「環境汚染の観点から地下埋没には抵抗があり、長年先送りにしていた」と若生社長は説明する。
その悩みを解決したのは、米国コンボルト社の地上型タンクだった、コンボルト型タンクが国内で認可されている唯一の自家給油施設用タンクだったことから導入を即決した。導入をあたってのハードルとなる消防認可取得などの面倒な手続きについては、代理店であるシゲミコウキ(神奈川県横浜市中区)のサポートもあり、スムーズに進めることができた。
燃料経費も大幅に削減され、自社車庫で給油できることで業務効率アップにもつながった。「有事の際に燃料を自前で確保できることはBCPの観点から大変な強みとなる」と同社長。本来の目的である有事の備えも万全だ。「地上型なので維持管理がしやすく、漏洩不安も無く環境保全対策としても効果的」と地下タンクにはない地上型ならではのメリットを強調する。
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