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    将英運送 医療廃棄物回収容器に廃バンパー再利用

    2011年1月11日

     
     
     

     将英運送(池田英明社長、広島県安芸郡府中町)はこのほど、医療廃棄物を回収する専用容器「エコペール」を改良した新タイプの容器を開発し、12月から本格的な利用を開始した。従来のエコペールは廃棄プラスチックを完全活用してきたが、新タイプには自動車の廃棄バンパーもミックス。自動車産業を地元に抱える立場も踏まえ、さらにリサイクル意識を高めた取り組みを進める考えだ。



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     従来の運送事業に加え、近年は焼却から溶融(スラグ化)まで可能な焼却炉を整備するなど医療廃棄物の処理・リサイクル事業に軸足を置いてきた同社。段ボールを使った回収容器が主流だった当時、安全性などを確保する観点からプラスチック製品を採用。
     その後、容器包装リサイクル法の対象となる廃プラと、ペットボトルのキャップを混ぜる形のエコペールを開発したタイミングで原油が高騰。プラ容器が大きな打撃を受けるのを横目に、リサイクル容器が主導権を握るという幸運にも恵まれた。エコペール1個の出荷・処理のたびに2円が「『世界の子どもにワクチンを』日本委員会」に贈られるチャリティ活動も続ける。
     廃棄バンパーを加えた新タイプのエコペールは、技術開発の面でも協力を求めた合成樹脂産業資材メーカー「三甲」(岐阜県瑞穂市)の三次工場(広島県三次市)で製造。将英運送のオリジナル容器として、主流の50Lと20Lサイズの2種類を月間で計3万個ほど利用する。「安いバージン物(石油製品)も海外から入っているようだが、安全・安定した供給体制が大前提。コストだけで語れない部分(リサイクル)の重要性もある」(池田社長)と話す。

     
     
     
     

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