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物流ニュース
SGH決算 コスト抑制で増益に、飛脚宅配便が好調
2013年5月27日
SGホールディングスの前3月期連結決算は、売上高8713億円(前期比1.1%減)、営業利益310億円(同5.0%増)、経常利益286億円(同8.5%増)、税引き利益234億円(同3.8倍)と減収増益だった。
7日、和田潔執行役員(経営企画担当)と中島俊一執行役員(財務・経理担当)が記者会見を開き、決算の概要などを説明。和田氏は税引き利益が急増した理由について「確定給付年金から確定拠出年金への変更に伴う退職金制度、基準人員数変更で特別利益149億円を計上したため」と述べた。減収となったが「外注費」などのコスト抑制で全体として増益となった。
デリバリー事業では、「飛脚宅配便」が13億5650万個(前期比4.4%増)と好調に推移。「航空便」は1029万個(同3.0%減)、「クール便」は3409万個(同3.3%増)だった。「e─コレクト」サービスは1億3569万個(同4.2%減)で、決済金額は1兆3347億円(同4.9%減)。宅配便の取り扱い個数は増加しているが、単価が08年3月期を境に下落傾向が続いた。ただ前3月期の第2四半期以降、営業努力などで「上昇傾向に逆転」したという。
今3月期の連結決算は、売上高8615億円(前期比1.1%減)、営業利益315億円(同1.5%増)、経常利益290億円(1.1%増)、税引き利益180億円(23.2%減)の減収増益を見込んでいる。
◎関連リンク→SGホールディングス株式会社この記事へのコメント
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