「２トン、４トンのドライバーの確保がなかなかできず、通年で人材募集を行っている」と話すのは、コンビニ配送や食品、雑貨の輸送を行う大分市の運送会社。「打開策はない」と肩を落とす。

「新たな人材を確保する、もしくは車両数を減らすなどして荷主に理解を求め、どうにかやりくりを行っている状況」だという。

一方、ドライバー不足の対応策として、外国人ドライバーの採用を検討している運送会社も。

「外国人労働者を紹介する企業の斡旋でインドネシア人を面接した」と話すのは、食品を輸送する福岡市の運送会社。「言葉は片言ではあるものの、仕事内容が運転と荷物の取り扱いだけなので『言葉が通じないとできない』ということもない」としたうえで、「ある程度、日本のことを教育された人材ということもあり、期待以上に活躍してくれるように思えた。少しずつ採用に向けて準備を進めている」と外国人ドライバーでの運行に前向きな姿勢を見せる。

「すでに特定技能ドライバーを採用している運送会社に見学に行ったが、教育もされていて、予想以上に能力が高いことを知った」と話すのは、雑貨を輸送する長崎市の運送会社。

当初は外国人労働者に対して「日本語が話せず日本の交通ルールなども理解できていない人が多いと思っていたが、実際に会ってみると教育もしっかり受けており、すぐに戦力になることは間違いない」と実感。「ドライバー不足解消に大いに役立つだろう」と期待を込めて話す。