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物流ニュース
キリングループロジ KGL大賞、12案件表彰
2016年3月29日
キリングループロジスティクスは3月11日、有益な創意工夫、改革、チャレンジ、安全・衛生など業務上で著しい効果を上げた事例などを表彰する「キリングループロジスティクス(KGL)大賞」の発表会を開催。今年度は「グループの部」10案件、「個人の部」2案件が大賞に選ばれた。
表彰式で社員からは「心躍る挑戦、なりきる情熱、価値ある支店をPRしていきたい」など意欲的な言葉や「この喜びを仲間と分かち合いたい」という声が並んだ。
KGLになり3度、事例を見てきた加藤社長だが、明らかに変わってきているのは「案件の出所」だという。表彰を受けたKGLグループ新経営理念の制定は象徴的で、「現場視点から本部を引っ張っているケースばかり。また、自分らではできることが限られているため、どうやって他を巻き込んでいくかも考えている」。ほかにも、九州支社と東日本支社が共同で行った国産水2㍑ボトルの沖縄向け輸配送を、製造工場から直接、新設した沖縄の拠点に海上輸送するよう変更したり、営業部と物流管理部が連携し、酒造メーカーや卸業の輸送業務委託を勝ち取った事例もある。
加藤社長は大賞の受賞理由を「チームビルディングの仕上がりの高さ」と説明。「現場、現実に向き合う基礎体力があり、部門間で連携がとれている。物流は前後の工程を見据えながら、つなぐ意識をもって仕事をすることが重要。知恵を出し合い一緒に鉱脈を見つけるなかで〝横断知〟が形成されると、自然とチームに一体感が生まれる」と分析している。
当日はテレビ中継を行い、参加できない社員も様子を見ることができるようにした。「西日本支社京滋支店が行ったトラックの構内滞留時間の削減では、協力会社へアンケートを行い、フォークリフト作業員の配置運用の改善や入荷待ちの運用を変え、平均1時間を切るまでに改善した。現在、全社全支店で取り組んでいる事例」と加藤社長。取り組みを社内で水平展開する狙いもある。同社長は「外販の売り上げを上げていきたい。キリン品質が外でも通用するために必要なのは培ったノウハウ。彼らの取り組みもキリン品質の一部」と力強く語った。
◎関連リンク→ キリングループロジスティクス株式会社この記事へのコメント
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