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    弘立倉庫 澤地社長 「ワクワクドキドキ」テーマに

    2016年9月16日

     
     
     

     弘立(こうりつ)倉庫(澤地守社長、東京都葛飾区)は昭和42年に設立。元々は煎餅店を営みつつ不動産業も手がけていたという澤地社長の祖父が、倉庫の貸し出しを始めたことに端を発している。以来、葛飾の地をベースとして活動する一方、全国へと拠点を広げ、着実に歴史を重ねてきた。現在は、全国10か所に営業所を持ち、関東地区をメーンエリアとして事業を展開している。
     住宅資材、食品関係、雑貨など、営業所ごとに幅広い分野を扱っているが、「得意分野を決めず、緩やかにいろいろなことをやりながら、臨機応変に対応する」ことを、あえて自社の「強み」としている。車両は100台超を保有。「最大300台あった時期から、ずいぶん減らした」というが、「一気通貫の物流サービスを提供するために、車両もある程度持っていないと品質が保てない」とし、この規模をキープする方針だ。
     祖父から父に連なり、3代目である澤地氏は現在、社長に就任して11年目を迎える。前職はIT系と、全くの畑違いだった。責任あるポジションで楽しく仕事をしていたが、先代である父の急逝で突如、同社を引き継ぐことになった。当時はまだ30代後半。「いずれ継ぐだろうとは思っていたが、こんなに早く来るとは思わなかった」。1年間は前職の仕事と掛け持ちをしつつ、体制を整えていった。


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     IT業界出身という「異業種の目」から見ると、物流業界は「ビジネス社会の一般常識が通じない場所」と映った。「何かが起きた時によく聞く『わざとじゃない』は、プロフェッショナルな他の場所では一切通用しない」。
     そこで同社長は、従業員の意識改革を実施。たとえば、「もらい事故であっても事故は事故。危ないと感じたら逃げるような運転をしてこそプロ」とし、件数を厳しくカウント。また、事故を起こしたドライバーを全国から呼び寄せ、本社スタッフ主導による1泊2日の事故惹起者研修を義務付けた。初日は、「なぜ」を繰り返すことで事故の原因を追及し、対策を徹底的に考える。2日目は、あいさつや礼儀など基本的な部分をおさらいし、レポートの提出を求めるという。
     一方、正社員約100人、契約社員・パート社員含めて200人という大きな船を引っ張っていくために、さまざまな「仕掛け」の構築も。「『ワクワクドキドキ』というテーマで、社内にお祭り的な要素も盛り込んでいる」。具体的には、フォークリフトコンテストや改善コンテストなどを実施。「物流は『やって当たり前』で、褒められることがなかなかないし、基本的には同じことの繰り返しが多い仕事。その中で、表彰されたり、褒められたり、自慢できたりする場を作りたかった」とその狙いを明かす。これらのコンテストを開催するようになってから、「社内の雰囲気が、前向きで明るくなった」という。
     本社には専属の営業マンが5人おり、ある程度裁量を任された上で提案営業に奔走している。前述の通り、営業方針は「分野を絞らず、新しいことをどんどんやっていこう」というもの。「タイミング良く舞い込んできた仕事に対して、『できない理由』は考えない。お客様にいかに合わせられるかが、その後の信頼につながる」とし、持てるリソースを最大限に注ぎ込むという。「新規立ち上げのために、九州から応援のスタッフが来たこともあった」。
     倉青協には7年ほど前に加入。仲間とのコミュニケーションを通じて、「とても前向きな人が多く、刺激になる」とし、「精神的な部分で、ずいぶんと勉強になっている」と話す。
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     現在、従業員の平均年齢は40歳を超えているが、新卒採用も行い、若手人材の育成にも積極的に取り組んでいる。本社の近くに、新たに研修室も設けた。また、自身が突然の代替わりで苦労した経験から、各営業所長をはじめ、後進の育成にも力を入れる。今後も「ワクワクドキドキ」をテーマに、「やる気のある人間による、血の通った仕事」を通じて、社会への貢献を続けていく。
    ◎関連リンク→ 弘立倉庫株式会社

     
     
     
     
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