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物流ニュース
安全運転への意識付け 運送各社の対策や取り組み
2017年4月7日
大型車をメーンに長距離輸送などを手掛けている大阪府の運送事業者では、社長自らが抜き打ちで乗用車に乗って追尾することで、自社のドライバーが安全運転をしているかどうかを確認しているという。
「ドライバーを信用していないわけではないが、『常に見られている』という気持ちと、プロドライバーとしての意識を持つように指導している」という同社長。出入り先までドライバー一人ひとりの運転を確認し、危険を感じれば個人面談を実施している。日々ドライバーの安全運転への意識を高め、「慣れや気の緩みによって事故を起こさないよう、常に緊張感を持つように指導している」
また、別の事業者でも「自社の敷地内で、日頃4トン車などを担当しているドライバーに大型車を運転させている」という。
「コーンなどを使用して駐車の練習などをさせている。日頃は乗車しない車両のため、ドライバーは死角などを意識して緊張しながら運転する。初めてトラックを運転した時の気持ちを思い出してもらえれば、と考えて始めた」と説明する。
そのほか、「点呼の際、横にパソコンを置き、運転中のヒヤリハットの映像を流すことで、仕事前に事故防止の注意喚起をしている」という運送事業者もある。
「事故が起きた映像を見せるのではなく、ヒヤッとする映像を見せることで、ドライバーに安全運転への意識を持ってもらえるようにしている。『自分の運転は大丈夫』ではなく、いつ、どんなことが起こるかわからないということを伝えている」と同事業者。
運送各社では、ドライバーに安全運転を意識させるために様々な工夫をして、対策や取り組みを行っているようだ。この記事へのコメント
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