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    「当て逃げ」にとっさの判断 他社のドラレコ活用

    2018年5月17日

     
     
     

    「当て逃げされました」

    柴山通商(岐阜県各務原市)の山田幸也社長に、自社ドライバーAさんから、そう連絡が入ったのは夜も更けた午前0時半のこと。

    パーキングで仮眠中だったAさんが大きな振動に目を覚ますと、後方に走り去るトラックの姿が。降車して確認したところ、自社トラックの荷台後部が損傷している…当て逃げだ。「どうしましょう? 追いかけますか?」 Aさんからの、その問いに社長は「危ないからやめておけ。それより、後方に駐車中のトラックからドライブレコーダーのSDカードを借りられないか?」と指示。

    とっさの判断だが、これが効果てき面だった。Aさんは運良く自車の後方に駐車中の車両の中に、カメラを搭載する1台を発見。同じく仮眠中だったドライバーBさんを起こす。するとBさんは、やや寝過ごしていたらしく、SDカードを慌ててAさんに渡すと「会社に送ってくれればいいから!」と言い残して名前も告げずに発進。ともあれ証拠となり得るSDカードを無事に受け取れたAさん。帰社後、社長がその映像を確認すると「あった!」画像は粗かったが、荷台に大きな文字で書かれていた社名がはっきり認識できる。「これなら使える!」

    この映像が決め手となり、加害者側の会社とドライバーが特定されて、ついには御用。損傷したトラックも無事に修理されて、まずは一件落着だったが、ここで注目したいのは山田社長の機転の利いたとっさの指示。トラブルに見舞われて物事を判断する視野が狭まりがちとなる状況の中で、まずは自社ドライバーの安全を確保しつつも他車のドライブレコーダーの活用に考えが及んだ発想力がすごい。鋭い観察力で普段からアンテナを張っている社長ならではの行動だったと言える。

    また、後日談として律儀な社長がSDカードを提供してくれた島根県の相手先の事業所まで、岐阜県から自らが運転する車で足を運び、直接その返却と感謝を伝えたところまでを記しておきたい。

    SDカードが導いた、実に今どきの捕り物劇として、印象深いエピソードといえる。

     
     
     
     
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