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物流ニュース
人材確保対策コーナー 運送業の利用低調
2018年6月28日
厚生労働省は運輸をはじめ福祉、建設、警備の人材確保ニーズが高い分野に特化した総合専門窓口「人材確保対策コーナー」を開設。6月1日現在で47都道府県にある84か所のハローワークに設置している。広島県では昨年4月のハローワーク広島東に続き、今年4月には同福山にも同コーナーが置かれている。
広島東の利用状況について担当者は「運輸業界の利用は非常に低調。事業者からの相談もほとんどない」とし、イベントの開催もないという。
他業界では福祉が設置からの1年間で数回、合同企業説明会や企業見学などを行った。また、警備や旅客運送事業者の合同説明会が企画されているという。
一方、ハローワーク福山の担当者によれば「利用者は福祉が多く、運輸の事業者からの相談は数件」というが、「運送業に興味があり、一般の相談窓口に来た求職者が同コーナーで仕事を紹介してもらったケースもあった」と話す。
福山独自の取り組みとしては、建設業界が同ハローワークの会議室で3社ほどが参加してミニ面接会を開催。未経験者も含めて求職者が訪れたそうで、運輸業界でも同様の機会を設けたいとの企画もあるという。
人材不足の解消に向け、行政と事業者のさらなる連携が必要だ。また、同コーナーの活用を促す周知方法の見直しも必要だろう。
◎関連リンク→ 厚生労働省
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