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物流ニュース
東日本エアウォーター物流 北関東物流センター着工
2019年5月22日
エア・ウォーターは3月29日、グループで物流事業を担う東日本エア・ウォーター物流(濱中一久社長、横浜市港北区)が関東地区の物流拠点の拡充を目指し、茨城県東茨城郡茨城町の中央工業団地(北関東自動車道茨城西インター前)に「北関東物流センター(仮称)」を建設することを決定。稼働開始は、2020年1月を予定。
敷地面積は3万平方m(約9090坪)。倉庫棟(鉄骨造り平屋建て)は約2000坪で、このうち冷蔵倉庫は約400坪、危険物倉庫(鉄骨造り平屋建て)は約250坪。給油所、整備場、車庫などを併設しており、総投資額は約20億円(土地取得代金を含む)。
同グループは、一般貨物輸送では北海道を中核として全国の拠点を結ぶ輸送ネットワークを構築しており、特に苫小牧市と茨城県大洗町を結ぶ海上輸送を利用した往復輸送(シャシー輸送)では、幅広い貨物の取り扱い実績を有している。
北海道と関東地区の各拠点を発着する輸送では、同センターを保管や仕分けの中継基地として利用することで、各顧客先に向かうトラックの積載率を高め、効率的な輸送を行うことが可能となる。
これまで同地域で運用していた車両基地や外部倉庫の機能は新拠点に集約する。
同センターには、同社が成長分野と位置づける「低温ネットワーク」の戦略的拠点として、冷蔵倉庫を併設、食料生産地である北海道と大消費地である首都圏との結節点にある立地を生かし、低温度帯の管理が不可欠な食品物流の荷扱量増加を図る。併せて、周辺を発着する海上輸送と陸上幹線輸送の荷扱量を拡大し、北海道と本州全域を結ぶ物流ネットワークを強化することで、より競争力のある物流サービスを提供していく。また、近隣に工場があるエアゾール事業の倉庫としても活用するほか、農業・食品事業と連携し、北海道から運ばれる農産物や北関東近郊で生産される農産物の保管・仕分け作業を行い、首都圏の各納品先へ輸送を行う物流体制の構築を見据える。
◎関連リンク→ エア・ウォーター株式会社
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