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    幸楽輸送 実証実験に協力、シャシーの位置情報を管理

    2019年7月4日

     
     
     

     物流効率化を目指したシャシー活用による輸送ニーズが今後も高まることが予想される中、富士通交通・道路データサービス(島田孝司社長、東京都港区)は、シャシーの「位置情報・走行情報・整備情報」などを一元的に管理し、共有できる「トレーラ管理サービス」の構築を進めている。

     同社は、トレーラのシャシーの所在をクラウド上で管理する仕組みを構築し、1月21日から3月30日にかけて、富士通製のネットワーク型デジタルタコグラフとスマートフォン及びビーコンを用いて、幸楽輸送(不動直樹社長、札幌市清田区)の協力を得て、「トレーラ管理サービス」の有効性やサービス化に向けた課題などを確認するための実験を行った。

     実験では、幸楽輸送が保有する約70台のシャシーに太陽光により電池交換が不要なバッテリーフリーのビーコンを貼付し、ドライバーは専用のアプリを搭載したスマートフォンを携帯、北海道内の中継輸送で、位置情報や走行距離、整備状況などの情報を収集した。

     幸楽輸送の不動社長は、「自社のヘッドで自社のシャシーを牽引する際は正確な走行距離の把握やリアルタイムの動態管理などが可能だが、協力会社に牽引してもらうとこれが出来ず、走行距離に応じた適切なメンテナンスなども難しい状況だった」と説明。

     さらに、「シャシーは鉄道コンテナと同様、広く普及している物流容器と考えれば、コンテナはRFIDなどでデジタル管理をされているケースも多いが、車輪が駆動する車両にもかかわらず、シャシーはそのような管理を行うインフラが存在していなかった。このような状況が全国的にあるため、シャシーを管理するシステムの必要性について共感し、今回の実験に協力した」と話す。

     実験の結果について、「ビーコンやソフトウエアの問題もなく、動態管理や位置情報などを正確に把握でき、インフラとして成り立ちうる有効性が確認できた」と捉え、「北海道特有の季節繁閑によるシャシーの偏在の解消にも活用出来るのではないか」と地域全体の物流効率化につながる可能性を示唆。「実用化されたら、商品化と同時に最初に導入したい」と評価している。

     同社事業開発部の梅津政男部長も同様に「シャシーの走行距離が正確にわかるので、それに応じた必要な整備を行うことが可能になり、管理する側にとっては安心できるようになった」と評価。

     実験のオブザーバーを務めた北海商科大学の相浦宣徳教授は「現在でも大量のシャシーの管理を紙やホワイトボードなどアナログで行っているケースは少なくない。今回の実験では、シャシーの効率的な管理を広く実現するための基本デバイスが厳しい風雪に耐え、将来的な物流管理インフラにつながる基礎的な確認ができ、大きな成果となった」と捉えている。

    ◎関連リンク→ 幸楽輸送株式会社

     
     
     
     
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