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    北九州市 「物流拠点都市」目指す取り組み

    2007年4月6日

     
     
     

     本州と九州の結節点にあり、なおかつ港町としても古くから栄えてきた北九州市は「物流拠点都市」を目指し、平成11年に『北九州市物流拠点都市づくり基本方針』を策定。「物流による都市再生への取り組み」と銘打ち、ハード・ソフトの両面にわたって、次々と施策を打ち出している。


     同市は、歴史の教科書でもなじみの深い「八幡製鉄所」のあった「製鉄の街」、つまり古くからの「モノづくりの街」。同市港湾空港局の櫻江信夫主幹は、「都市としての歴史的背景を活かすには、おのずと『物流』に力を入れることが求められた」と、同方針策定の背景を説明する。
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     ハード面では、大型コンテナ船に対応可能な「ひびきコンテナターミナル」を北九州港の日本海側にオープン。中国・韓国にも近く、24時間・365日稼働の同ターミナルは、同市の国際競争力を高める一因となった。
     また、昨年3月には、関門海峡からくみ出される土砂を利用した「北九州空港」がオープン。海上空港のため夜間便も充実している上、陸路とのアクセスも良好。ただ、同主幹は「東九州自動車道の整備が遅れている」ことを課題として挙げ、「今後、重点的に取り組んでいく」としている。
     さらに、門司駅近くに、本州—九州間のすべての貨物列車が停車する「北九州貨物ターミナル駅」を整備。「スピードを意識したスルー型のターミナル駅。北九州港と連携した輸送も盛んに行われている」。これらの取り組みについて同主幹は、「陸・海・空の連携を図り、利用企業のみなさんの利便性を高めてきた」と話す。
     最近では、同市近辺に自動車関連の企業が盛んに進出をしており、一時期落ち込んでいた「モノづくりの街」としての勢いも回復。中国ビジネスの活況も受け、輸出入の量も順調に増加し、「産業振興と、物流インフラの整備がうまくマッチした」と成果は確実に現れ始めている。昨年には五か年計画の『新北九州市物流拠点都市づくり基本方針』を策定し、「『複合型物流拠点』として一層の物流機能強化を目指す」としている。
     同市では、JILSの協力のもと「物流人材の養成講座」や「物流ABC講座」を開くなど、ソフト面でのサポートにも注力。未就職者に向けた2か月半にわたる講座は「定員25名が2クールとも満員」、物流業従事者のための養成講座も、「中小から大手まで、多くの人に参加いただいた」という。同主幹は「講座やセミナーは、『大都市で受けるもの』と認識されていることも多いが、地元で気軽に受けていただける基盤を作りたかった」と話す。
     新たなビジネス拠点として注目を集める北部九州にあって、「都市にはそれぞれ役割があり、北九州市は今も昔も交通の要衝」。今後は、「アジアとのロジスティクスを支える『国際物流拠点』としての役割を果たしていく」との方針を掲げ、「立地を検討される際は、材料のひとつとしてぜひテーブルに載せていただきたい」とアピールする。
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     問合せは、電話093(582)2303番、同局物流振興課まで。

     
     
     
     
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