千葉ト協習志野支部（福島昇支部長）は１月２３日、佐倉市のウイシュトンホテルで新春賀詞交歓会を開催した。二部構成の第一部では、関東交通共済協同組合の安全推進部専任講師の小坂利廣氏を招き、「安全・安心の確保と適正な事業運営」をテーマに講演会を開催、第二部では懇親会も開催した。

　福島支部長はあいさつで「県が交通事故死数では全国ワースト１位と言うのは残念。ただ、交通事故自体は全国的に減っている」と報告。

　また、「３月頃にはやっと標準運賃が発表されるという。ただし、あくまでも〝標準〟運賃であって基準値ではなく、必ずもらえるということではない。あとは私たちが荷主さんたちに折衝しなくてはならない」と説明した。

　さらに「４月以降はトラック運送会社でも事務などの社員に関しては残業時間が年間７２０時間上限となるので充分に気をつけていただきたい」と語った。

　千ト協の高安茂専務は「トラック運送業界の現状」と題した資料を作成し、「働き方改革関連法等労働法制の成立や事業法の改正など大きな変革期にあり、その対応が求められている」としてホワイト物流やホワイト経営認証制度（運転者職場環境良好度認証制度）の説明のほか、運転者以外の働き手の時間外労働の上限規制、新しい36協定届、標準的な運賃の施行、改善基準告示の見直しなどについて、注意点などを説明した。

　懇親会には県議会の茂呂剛議員や佐藤健二郎議員も駆けつけ祝辞を述べた。