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特車申請
トラサポ 特車ホルダーを開発、ドライバーの負担軽減
2019年9月21日
今年4月から、特殊車両通行許可証の備え付けが紙媒体から、タブレットのような電子媒体の備え付けでも可能になった。それを受け、トラック安全輸送サポートシステム販売を行っているトラサポ(樋田勝一郎社長、長崎県佐世保市)は、特殊車両通行許可証提示アプリ「特車ホルダー」を開発、9月1日から受注を開始した。
今回、特殊車両通行許可証のタブレット提示が解禁となったことで、複数の許可証がタブレット1台にまとめられることになり、かさばる紙を減らし、車両や事務所を埋め尽くす書類のスペースの削減が期待される。
特殊車両は、道路管理者から求められた場合、その場で通行許可証を提示しなくてはならないため、これまで助手席などに紙の許可証を置いておく必要があった。そのためいつの間にか、助手席に許可証が積み重なってタワー状態になってしまうこともあるという。今回のタブレット提示の解禁は、そうした紙の山をなくし、助手席のスペースの有効活用につながるとしている。
ただ、紙を削減できる一方、各事業者はタブレットの配布や、ドライバーへ操作指導など新たに対策を講じる必要も出てくる。さらに、電子媒体にするために、ファイルの共有の仕方や、データの配布など新たに仕事が増え、従業員の負担が大きくなる可能性も否定できない。
同社が開発した「特車ホルダー」は、そんな問題も解決するアプリとなる。
まず、アプリを起動してから3ステップで簡単に許可書を提示することができるため、ドライバーにとっても負担は少ない。また管理者にとっても、経路図等必要な書類はクラウドに保存でき一元管理ができる。タブレットに保存した書類は通信なしで閲覧できるため、点呼時にダウンロードしておけばその日一日運行する確認にもなる。さらに、期限切れ書類はタブレットから自動削除されるため、アプリ内が乱雑になる心配もないという。
今後、特殊車両通行許可証だけではなく、様々な書類が電子化していくことが予想されており、同社では、「まずはその一歩として、当社アプリを活用していただき、かさばる通行許可証から電子媒体化に取り組んでいただければ」と話している。
◎関連リンク→ トラサポ
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