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ブログ・鈴木 邦成
第600回:『シン・物流革命』の意味するもの
2022年8月24日
『シン・物流革命』は「新」でもあり、「真」でもある物流革命がいまこそ進展していることを明らかにしています。
東京大学教授であった林周二著の『流通革命』(1962年)から、60年の歳月が流れましたが、その間、何度も「流通革命」「物流革命」という言葉が使われてきました。
しかし、いずれも本格的な「革命」には至らず、部分的な革新に終わってきました。そのために「革命」という言葉の訴求力も落ちてしまいました。
けれども、ようやくいま、コロナ禍という大きな苦境に直面しながらも、物流テック企業が物流オペレーションの省人化、完全自動化、無人化を進め、「物流が変わることでビジネスモデルが大きく変わる」ということが当たり前となってきました。
その時代を象徴するキーワードが「シン・物流革命」というわけです。「シン」という表現が使われるフィールドはここにきて加速度的に増えていますが、物流にこそふさわしい表現のように思えます。
「ニューノーマル時代を制するために物流の完全自動化を実現せよ」というパネルと並ぶ『シン・物流革命』:ジュンク堂書店池袋本店(東京)
https://www.amazon.co.jp/dp/4344939646/ref=cm_sw_r_li_api_i_XMHBHYPWDTW7N19G51VG
『シン・物流革命 迫りくるサプライチェーン崩壊を回避する最後の選択肢』
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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