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四国方面への輸送 帰り車両の確保が困難
2014年6月13日
大型や4?平ボディー、大型トレーラを利用する鋼材輸送。台数もドライバーも少ない輸送であることから、消費増税後の4月以降も多忙を極める運送事業者は多い。こんな中、大阪府・泉州方面の運送会社は現在、四国方面の車両の確保が困難になっているという。
同社社長は、「四国はフェリーや橋の利用で配送には大変便利にはなっているが、帰り荷が少ない。大手鋼材メーカーも過去には物流拠点を構えていたが、現在は撤退している。そのため、毎日のように四国方面への輸送があるものの帰り荷が確保できす、最終的には四国方面からの帰り車両を探して輸送させている。しかし、昨年から帰り車両の確保が困難となっている。四国の業者に聞くと、『大手鋼材メーカーが物流拠点を撤退したことで、毎日のように大手鋼材メーカーの傭車として多くの車両が確保されている』と説明してくれた。当社も毎日、四国の帰り車両を求めているが、昨春以降から本当に難しくなっている」と語る。また、「大手鋼材メーカーの仕事はわれわれと比較し、かなりの物量がある。帰り車両については輸送料金が安くても安定的に輸送量が確保できることから、どうしても大手の鋼材輸送を行う事業者が多い。今後、秋以降の繁忙期となればますます四国への帰り車両確保に苦労する」と話した。
また、同府東部の運送会社でも、「四国方面への輸送では傭車確保が困難であるため自車で配送しているものの、大阪方面への帰り荷物がない。その結果、赤字で四国方面に配送しているのが現状。毎日のように四国への配送はないものの、月に数回はあるため、帰り車両の確保ができればいいが…」と語る。
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