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ブログ・川﨑 依邦
経営再生物語(174)居場所を作る〈事例A〉
2017年10月19日
〈居場所をつくる〉
人は自分が主人公となれる居場所があって、初めて本当のやる気が出てくる。B氏の居場所は仕事のみであった。仕事場にトコトンしがみついていた。しがみつくだけで発展という成長はなかった。モクモクと身を粉にして働くのみで日々が刻まれていく。こうした居場所は本当のものではない。自己が認められ、気持ちが安らぎ、落ち着き、そして明日への活力がわいてくるのが居場所である。
経営者の仕事の1つとして職場風土づくりがある。職場風土が味もそっけもなくては人は育たない。単なるワーカホリックの範囲でしかない。もちろんB氏のような人には頭が下がるし、心が痛む。
しかし、よくよく考えてみると、これでは人が育たない。職場風土には心が落ち着く、気持ちがリフレッシュするといったゆとりがいる。それが活力を産み出していく。居場所づくりが経営者に課されている。
そのためには自己の将来イメージがしっかりと持てるようにすることだ。そうすれば、必ず居場所は確立する。
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筆者紹介
川﨑 依邦
経営コンサルタント
早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。
株式会社シーエムオー
http://www.cmo-co.com -
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