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  • ブログ・鈴木 邦成

    ロジスティクス・コストの削減

    2008年11月12日

     
     
     

    世界経済の雲行き
     オバマ氏が次期大統領に選出され、米国経済の立て直し、世界的な金融危機からの脱却に道筋が見えてきたようにも感じられますが、日本経済は依然、低迷を続けています。我が国の物流業界も難局に直面しているといえます。来年、一月のオバマ氏の大統領就任を一つの大きなきっかけとなり、世界景気が回復することを願っております。
    さらに重要性の増すロジスティクス
     円高株安が進むなか、製造部門にも物流部門にもさらなるコスト削減のプレッシャーがかかっています。さまざまな業界でロジスティクスに対する注目度が数年前とは比較にならないくらい高まってきてもいます。
     そしてこれまで以上に多くの企業が物流コストの削減に力を入れ始めています。
    コスト削減の注意点
     ただし、無論、物流コストの削減は場当たり的な改善案をいくら試みても大きな成果は上がりません。物流部だけではなくさまざまな部署と連携し、物流システムを根本から刷新する必要があるケースが多々あるからです。
     たんに運送コスト、保管コストなどを部分的に削減しても、どこかでその反動が出てしまい、結局、満足のいくコスト削減が行えないというケースも考えられます。「過度な物流コストの削減はどこかで大きな反動につながるリスクも存在する」ということを肝に銘じておかなければならないでしょう。
     たとえば配送センターなどの人件費を節約するあまり人員を極端に減らせば、納品ミスなどが多発するリスクも出てくるでしょう。「このコストを削った場合、何か反動が出てこないだろうか」ということも十分、検討したうえで物流コストの削減に着手する必要があるのです。
     「生産量を増やしたい」、「早く製品を納入したい」という生産部門や営業部門の都合で物流コストが肥大していることも考えられます。「物流コストの削減は容易ではない」と考えられるのは、物流部門の仕事は複雑に他部署の業務とからみあっているからです。
     荷主企業としては、「物流コストの削減は物流部のみの仕事」という考えは捨てなければならないでしょう。セクショナリズムに陥っていては満足のいくコストダウンは実現できないわけです。
     無論、3PLなどを通しての物流企業の改善提案もきわめて重要になってくるわけです。

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    鈴木 邦成

    物流エコノミスト・日本大学教授
    国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
    欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
    国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

     
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