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製品・IT
三菱ふそう 新型スーパーグレート試乗会
2017年3月29日
三菱ふそうトラック・バスは3月25日、栃木県さくら市の同社喜連川研究所で、今年5月に発売を予定している新型「スーパーグレート」のメディア向け試乗会を開催。進化した衝突被害軽減ブレーキの有効性などを試験車両で実証した。 実験統括部長で同研究所の所長を務める安藤寛信氏は、「経済性、安全性、快適性のあらゆる面で自信を持っている」と強く語った。
新モデルで搭載される12段機械式自動トランスミッション(AMT)の「ShiftPilot(シフトパイロット)」は、運転経験に関係なく省燃費運転を可能にするもので、燃費が大幅に向上するという。パブコと共同開発したパフォーマンス・パッケージでは旧モデル比で15%も改善。同社の試算では、燃費リッター4km、年間走行距離10万km、軽油価格リッター96円の場合、5年間で180万円の燃料費削減が見込めるという。車両の軽量化にも成功しており、815kgの積載量の増加を実現している。
また、グレードアップしたオートクルーズに加え、バックでのホーム着けを容易にするクリープ機能や、坂道発進を補助する「EZGO(イージーゴー)」にヒルホルダー機能を追加するなど、ドライバーの負担を大幅に軽減している。
安全面でも機能が多数増えており、注目を集めていたのが左折巻き込み事故を防ぐ国内初の「アクティブ・サイド・ガード・アシスト」。左の死角に歩行者や自転車、バイクを感知すると助手席側ピラーのランプが黄色に点灯。その状態で左方向にハンドルを切ったり、左折ウインカー操作を行うとランプが赤色に点灯し、警報音で警告するというもの。
説明にあたった同社スタッフは、「ドライバーが『できるだけ疲れないように、運転がしやすいように』と一丸となって開発に取り組んできた。我々もテスト走行で市街地を何度も走っているが、新機能の有無で疲れ方が全く違う。『疲れにくい』ということは安全性の向上につながる。プロドライバーの皆さんにも喜んでもらえるはず」と胸を張る。
◎関連リンク→ 三菱ふそうトラック・バス株式会社関連記事
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