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物流ニュース
トラックドライバーの介護離職 防ぐには・・・
2020年5月25日
働き盛りの世代が直面する問題として家族の介護がある。育児に比べ終わりが見えにくい介護だが、近年では晩婚化などに伴い、育児と介護のダブルケアを抱える人も少なくない。多くの人にとって無関係ではなく、介護離職にもつながりかねない問題に企業は、どうサポートしていくべきだろうか。
東京商工リサーチの調査では、親などの介護を理由に勤務先を離職する人が年間約10万人いる問題に関し、介護と仕事の両立支援の取り組みが「不十分」と感じている企業は48%あったと発表した。取り組みが不十分とした理由(複数回答)は「前例が少ない」「代替要員を確保しにくい」などとともに、「職場の雰囲気」という回答もあった。
法律では、仕事を辞めることなく家族を介護できるよう、通算93日まで介護休業を取得できる(3回まで分割可能)ことなどが定められている。制度を知らない社員も多いため、企業側の積極的な周知が必要だ。また、2021年1月からは、これまで半日単位での取得だった介護休暇が1時間単位で取得可能になる。
ドライバーの高齢化、特別養護老人ホームの空き室不足などで、介護離職に不安を抱く企業は少なくない。一方で、社員側から見てみると、社内に制度が整っていても、利用すれば重要なポジションから下ろされてしまうのではないか、リストラの対象になってしまうのではないかと頭を悩ませ、やむなく介護離職・転職をする人も多い。
介護は、介護を要する人も、支える家族も、こもりがちになりやすく、介護うつや最悪の場合、介護殺人などに発展してしまうケースもある。社会との接点や周囲とのコミュニケーションの希薄化が懸念されるという観点からも、介護離職は、できれば避けたいものだ。
まずは年齢や性別問わず、社員一人ひとりが自分も当事者になり得る可能性があるとことを自覚することが大切だ。そして介護離職を減らすためには、利用しやすい制度整備を行い、介護を理由とする休業制度や休暇制度をさまざまな角度から積極的に利用できる企業にしていくことが求められている。
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物流メルマガ
うちの古参ドライバーも親の介護で辞めてしまいました。介護は不規則な生活になりやすいそうで、長距離は無理と判断したそうです。社長はかなり引き留めていましたが。
弊社は平均64歳でドライバー自身が介護される年代が中心(笑)。
介護施設に任せても十分な給料でもあればまだ良いけど
実際はそんなに給料あるわけもなく
介護は24時間体制でやらなきゃいけないから
仕事しながらって難しいしなぁ
荷主がトラック業界を苦しめてる
運送業自体、家族のためとかプライベートの時間を自分から捨てに行ってる人らばかりなんだから今更としか言いようがないわ。
国公認の奴隷よな、国が決めた法定労働時間の例外なんて。
親が元気なうちはまだよいけど入院とかなると、長距離は降りざるをえないし、
降りるというと「あなたの代わりはなんぼでもいるから」と解雇になる。
運輸が人手不足とはいうけど、代わりはいくらでもいる。きにいらんからと民間人がクレームをいれてきたり、荷主からは無理難題をいわれたり。大した給料もらっているわけでもなし。
58歳のトラックドライバーです、いつか介護される側に❗️もう少し頑張って行かないと、給料が少し‼️
ITが遅れてる❓ はぁ 必要無いわ
それよりもっと昔みたいに、人間身のある世間に戻って欲しい。
外国の真似ばっかりやらないで…
トラックドライバーで介護していた知り合いは老健使ってましたね。休みのときにちょいちょい会いにいく感じ。もうひとりは、お金よりも体力的に楽な内容に変えた。一便だけ夜だけ走るという内容にしたと言っていた。その人も特養に親を入れて会いにいく感じだった。
地場トラックドライバーです。
今、まさに親の介護が必要な状態に…
以前まで要介護3だったのが、要支援になり、ある程度は自分で出来るまでに回復。
子供としては有り難い反面、要支援になると施設が預かれない。
要支援の人が入る施設は高額で、それに加えデイを利用すると利用料も発生。
月30万程…
会社はただでさえ休むと言うだけで嫌な顔をし、機嫌が悪くなる。
じゃぁ、会社に24H介護施設作ってや!
と言いたくなります。