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スキマバイトアプリ「タイミー」 物流事業者も活用
2020年8月3日
タイミー(東京都豊島区)は、「この空いた時間だけ働きたい」働き手と、「この時間だけ働いてほしい」事業者を結ぶスキマバイトアプリ「タイミー」を提供している。同社営業統括本部の眞玉京営業部長は、「アプリのリリースから約2年で導入企業数は5000社以上、働き手は140万人を突破した」と語る。
大阪運輸倉庫(大阪市旭区)や首都圏WMS(東京都板橋区)も活用しているという同アプリ。同部長は、「働き手の属性は会社員が多く、学生を上回る。『働き方改革』で残業代が稼げなくなったり、副業が盛んになってきたなどの背景が考えられる」と説明。「物流業界では、ピッキングや梱包作業といったスポット派遣のような使い方が主流」で、「『フォークの有資格者』や『力に自信がある人』を募集されている企業もある」という。
「物流・倉庫の仕事は、もともとスポット派遣のイメージが定着しており、働き手にとっては飲食店よりも人気。『未経験者大歓迎』で募集されている企業も多く、緊張するので初めての職場を敬遠しがちな働き手にとっても応募のハードルが低い」とも。
同部長は、「物流会社は、前日に翌日必要な求人を出されることが多いが、ほぼ確実にお応えできている」と自信を見せる。「実際に、昨日午後3時に『翌日午前10時からの業務に19人ほしい』という案件があったが確保できた」とし、「高いマッチング率とマッチングスピードの速さがタイミーの魅力」と胸を張る。
また、「時給を高く設定しなくても応募が集まるため、コスト削減につながる」とも。その理由について、「『スキマ時間に働きたい』『今晩の飲み会代に充てたい』という感覚で利用する働き手が多く、時給に対してはレギュラーのアルバイトを探す時ほどシビアではない。『今日働けば3000円入る』など、その日にもらえる給料総額で判断される」からだという。「働き手のリピート率は約70%と非常に高く、常連の方が新しい働き手を教育・指導してくれるケースも出ている」。
驚くべきことに、同社では利用企業による働き手の「引き抜き」を容認。報告義務や紹介料も不要としている。「働き手の約半数が、タイミーで働くことを通して正規や長期雇用に結びつくことを望んでいる」とし、「固定のアルバイトや仕事がある中でタイミーを使ってさらに稼がれている働き手は、空き時間ができれば利用されるので、当社では全く問題ない」という。
同部長は、「今後、タイミーを活用した働き方が社会の主流になってくるはず」とし、「マッチングしなければ1円も発生しない。ぜひ試してほしい」と呼びかける。なお、「マッチング率を上げるためには写真の綺麗さが重要」だが、「専属のサポートスタッフが求人情報を作る手伝いをしている」という。
◎関連リンク→ 株式会社タイミー
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