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物流ニュース
アルプス物流 貨物減少で減収減益
2009年5月19日
アルプス物流(山崎孝一社長、横浜市)は8日、決算報告会を開いた。09年3月期の連結業績は、売上高607億7600万円(前期比4.2%減)、営業利益33億2000万円(同39.8%減)、経常利益33億4400万円(同40.7%減)、純利益14億5700万円(同51.1%減)で、世界同時不況による貨物の大幅減少で減収減益となった。
09年度事業方針はエコドライブ経営の推進を掲げ、事業体質の強化、徹底拡販の推進、物流品質の向上にグリーンロジスティクスを加えて取り組む。
グローバルワンチャンネルサービス(GOCS)の拡大に取り組み、4月に山形デポ、5月に筑波デポを開設し、サービスと運送効率の向上を進める。海外は中国地域で4月に広州、5月に天津、アセアン地域では昨年10月にレムチャバン拠点を開設、7月にアユタヤに倉庫を新設する。
山崎社長は「今年は我慢の年。2010年からは西日本方面も強化し、さらに合理化、拠点の統廃合なども進めたい」と話した。設備投資計画は7億円弱とし、「車両や倉庫の内装などで新倉庫の予定はない」という。
10年3月期は、電子部品の需要・荷動きの回復が鈍く、減収減益の見通し。山崎社長は「昨年10月の物量を100とすると、2月は60まで落ちて3月が65、4月は70まで戻った」と述べた。SCMの進展で、市況が悪化するとすぐに在庫調整に入るが、セットメーカーの在庫調整が進んでからは部品メーカーへの発注が増えて短納期の物流が多くなり、運送では臨時便、海外では航空便が増えたという。(千葉由之記者)この記事へのコメント
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