-
物流ニュース
奈ト協 グリーン経営促進研修会「環境保全は社会的な責任」
2020年12月7日
奈良ト協は11月6日、グリーン経営促進研修会を開催。交通エコロジー・モビリティ財団交通環境対策部の吉川博之審議役が講師を務め、「グリーン経営認証取得(新規・更新)について」をテーマに講演した。
吉川氏は、グリーン経営に取り組む意義として、大きくは「環境保全は企業の社会的な責任」と「環境保全を通じて企業を強くする」の二つであると説明。また、位置付けとして「国際規格であるISO14001認証の取得が難しい中小規模の事業者にも、容易に環境保全を進めて頂くためのもの」と強調した。
さらに、同財団が発行しているテキスト「トラック運送事業におけるグリーン経営推進マニュアル」を用いて、グリーン経営の進め方や認証を取得するまでの流れなどを紹介。同マニュアルを活用することで、「コンサルを雇わずに自社で継続して取り組むことができる」「環境保全項目が具体的で取り組みやすい」「環境改善の実効が期待できる」などの特徴を挙げた。
グリーン経営の進め方として、まず現状把握に取り組む必要があるが、他のマネジメントシステムでは現状を把握するための物差しから作らなければいけないため最低でも一か月ほど掛かるが、グリーン経営は業種を特化して作られているため評価基準はすでにあるので、チェックリストに記入するだけなので10〜15分ほどで現状把握ができると、負担の小ささを指摘。認証取得事業者に対する行政による優遇や、保険料の割引、低金利融資、国交省および同財団のホームページへの事業者名の公表など、認証取得によるメリットも伝えた。
◎関連リンク→ 公益社団法人奈良県トラック協会
関連記事
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ