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物流ニュース
標準的な運賃「認められた」12.1% 東ト協連運賃動向調査
2022年12月21日
東京都トラック運送事業協同組合連合会(東ト協連、石川和夫会長、東京都新宿区)はこのほど、第37回運賃動向に関するアンケート調査結果をまとめた。
同調査は、東ト協連に加盟する協同組合を選定し、その組合員200事業者を対象に、年に2回実施。37回目となる今回は、今年の7月31日に実施し、173事業者から回答を得た(回収率86.5%)。
回答した事業者の企業規模は、保有台数10台以下が23.1%、11~20台が27.7%、21~30台が15.6%、31~50台が13.3%、51~100台が11%、101台以上が9.2%となった。
標準的な運賃の届け出についての設問では、回答があった134者のうち「届け出をした」が68.4%と、全国平均よりも高い割合になった。「これから届ける予定」が9.9%となる一方、「届け出しない」は21.6%となっている。
このうち、届け出を行った回答者への設問で、荷主等へ運賃交渉を行った者は24.8%となり、「これから交渉する予定」との回答も27.8%となっている。前回は「交渉した」が14.8%で、交渉を行った事業者が着実に増えている。
また、交渉した回答者の中には、標準的な運賃制度を交渉した結果「認められた」が12.1%、「継続し交渉中」も54.5%となっている。現在継続して行っている交渉が認められることもあるため、東ト協連では期待を持っているという。
しかし、収受運賃については、希望する運賃料金と比べ、87.2%が「低い」と答えており、前回より1.1ポイント減少している。「低い」と答えた事業者の36.9%が現行収受運賃料金の10~15%増しを希望と回答している。
燃料サーチャージを「導入している」と回答したのは15.6%、「導入していたが今はしていない」が8.1%、「検討中」が15%、「導入した事がない」が61.3%という結果に。導入した結果は過去最高の割合となっているという。
運転者の最近の充足状況は62.9%が「足りない」と変わらず回答し、前回から運転者不足の傾向に変化はない。
運転者の平均年齢は「46~50歳」が34.9%と最多で、前回より0.3ポイント減ったが依然として運転者の高齢化が進んでいる。
運転者の残業時間の最多は「1時間以上30時間以下」が41・1%と多いが、残業なしも1.2%あった。「31時間以上60時間以下」が31.7%、「61時間以上80時間以下」が16.5%「81時間以上100時間以下」は7.3%となり、200時間との回答も2件あった。
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荷主に値上げ交渉できるレベルの運送会社で働きたいです
運賃が良くてもドライバーの給料が良いとは限らない。
なので、基本給が最低賃金✕8時間✕月の労働日数になっている、残業代が分単位で解る、1日の拘束時間が13時間以下になっているかを面接の時に確実に聞くべき。
この3つが揃ってないところは絶対やめたほうがいい。
一部歩合給の場合の残業代はどう算出するのかな?
にしても、運賃に見合った手取り額も増やせや!
菅原文太、草場で何を想う!
雪なのに、どうかしてるぜ‼️
辞めちまえよ!
人材は宝、運送業も新しい人を育て魅力のある職業にしないと荷物も運べなくなる。いつまでもお役所だった頃の名残で代官気取りでいると消えてなくなる、子会社を安く使うより送料の見直しを!
過酷なトラック運転手さん 今は弁護士にお願いした方がいい時代 過払金がCMでよくやってたが今後は運転手さんの労働時間の問題で弁護士さんが勝つ 圏央道のパーキングとかにもパンフ置いてあるからな
そら、上げなくても運ぶんだから足下見られるよ
切られるの覚悟で交渉しないと変わらんでしょ
荷主さんだって楽な訳でも無いのだし
厳しい罰則(経営者に懲役刑も)有りで全事業者に適正な運賃を支払うのを義務付ける法律を作ればいいだけの簡単な話。それで運送関係の大半の問題は解決します。その当たり前な事すら企業と政治家の癒着で実現しない。ホントなんとかしてほしいね。