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物流ニュース
東ト協連アンケート ドライバーのベースアップ「行った」35.5%
2023年12月5日
東京都トラック運送事業協同組合連合会(東ト協連、椎名幸子会長、東京都新宿区)はこのほど、第39回運賃動向に関するアンケート調査結果をまとめた。
同調査は、東ト協連に加盟する協同組合を選定し、その組合員200事業者を対象に、年に2回実施している。39回目となる今回は、今年の7月31日に実施し、168事業者から回答を得た(回収率84%)。
それによると、回答した事業者の企業規模は、保有台数10台以下が25.5%、11~20台が27.9%、21~30台が14.5%、31~50台が11.5%、51~100台が12.1%、101台以上が8.5%となった。
今回は新たに2024年問題に係る取組状況やその対応策についての設問を追加した。それによると、2024年問題について「手立ての方法・手段がみつからない」が34%、「荷主と協議中」が31.4%、「一部実施(検証・試行中を含む)」が32.7%、「対応済」が1.9%となった。
さらに、「荷主と協議中」「一部実施(検証・試行中を含む)」と回答したうち、対応策で多かったのは「荷待・待機時間の削減」28.1%「荷役時間の削減」19.1%だった。さらに、「トラックドライバーの増員」11.8%「高速道路・フェリーの積極利用」14%との回答も次いで多かった。
前回に引き続き、「標準的な運賃」の届け出状況は「届け出した」が77.2%で前回より5.9増加している。「届け出した」の増加に伴い、「これから届ける予定」は減少し9.9%、「届け出しない」が13%と減少となっている。
その「届けた」と回答したうち、交渉状況 「交渉した」は30%、「これから交渉する予定」は29.3%になり、「交渉しない」は27.9%となった。
さらに、荷主等への交渉結果 「交渉した」と回答した中、「認められた」が14.3%で前回より11.5減少し、「継続し交渉中」が40.5%で7.9減少し、「認められなかった」が40.5%で+17.9と増加した。運賃交渉を行った事業者が前回より多くなった一方で、運賃の値上げについては認められなかったケースもみられた。
しかしながら、ドライバーのベースアップに関しては、回答のあった152者中で「行った」が35.5%と最多で、「行う予定」13.8%も続き、49.3%が値上げを実施したか予定しているという結果が出た。
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ワイも上がったで500円
ベースアップどころか、下がってるわ(笑)
燃料高いからって賞与カットされたりしてる。こんな会社に明るい未来は…あるのかな?!
荷主が運賃上げる気がないのにベースアップなんぞ期待できん
会社は銀行に給料払いすぎだと言われたからと給料下げられ上がる気配すらないわ
飲酒運転とりしまりも高速路駐もトラックドライバーの条件改善ほかもそろそろ本気でなんとかしろや
ついでに名古屋走り撲滅もだ!
本気だせ
愛知県警
いつまで公認しとんや、
変に厳しく取り締まっても不公平感が広がるだけで、それだけ効果が出るかはな。
無駄に走りやすい道路の作りもあるんだろうけど、原因の6割くらいは県民性だと思う。
数万円の基本給をベースアップしてもなぁ…。
有り難いは有り難いけれど、それでも時給換算しちゃうと泣きたくなる
基本給が上がることの1番のメリットってそれを下げるのはかなり厳格な基準があることでは。
ボーナスや臨時払いの手当の類は会社の経営状況でいくらでも上げ下げできる(もちろんゼロにすることもできる)から、その部分に頼った給与体系はかなり生活が不安定になりやすいし脆いよね。