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運送会社
宮島運輸 アイドリングストップを後押し、取り組みやすい環境を
2020年5月15日
横浜を拠点に海上コンテナから大型、中・小型車まで幅広い車種をそろえ、輸送事業を展開する宮島運輸(宮島秀晴社長=写真左、神奈川県横浜市港南区)がグリーン経営認証を取得したのは6年前のこと。CO2削減やエコドライブの推進など環境経営に取り組む一環として認証の取得を決めた。ドライバー各自が個別に取り組むのではなく、会社としての方針を打ち出すために旗印としたのがグリーン経営認証だった。日々のエコドライブの取り組みでは、各ドライバーが燃費管理票を自身でチェックし、目標の数値を設定。目標値に向かって取り組んでいる。
取り組みの初期段階では燃費表彰を実施し、燃費改善が優秀なドライバーを表彰していた。スタートから数年が経過し、数値の改善とともに差が縮まってきたことから、表彰について現在は行われていない。社内全体のレベルが向上した証しでもある。また、同社では、多様な年式、メーカーの車両を導入していることから一列に評価することが難しいことも理由の一つだ。
現在は、定例の安全会議の場でエコドライブを扱った教材を使用して指導するなど、より日常的な教育中心にシフトしている。
取り組みを継続し結果を出す上で重要視していることは、ドライバーが取り組みやすい環境を整えることだ。環境性能の高い車への入れ替えを進めることはもちろんだが、同時に蓄冷・蓄暖機能など、エンジンをストップしてもドライバーが快適に過ごすことができる設備の導入にも力を入れている。さらに、夏場はトラック用に網戸を支給するなど、様々なかたちでドライバーをサポートしている。
同社運輸海上コンテナ部・軽自動車配送事業部の高橋昭彦統括部長(同右)は、「やれとだけ言うのでは難しい。極力アイドリングストップできるよう、会社として武器を与える必要がある」と強調する。
◎関連リンク→ 株式会社宮島運輸
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