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    国道43号 9月末までに「環境レーン」路面標示開始

    2012年8月13日

     
     
     

     兵庫県尼崎市を通る国道43号から大型車を削減する目的で近畿地方整備局は7月30日、車道上に「環境レーン」と標示するなどの対策を9月末までに実行することを表明した。現地を通過するドライバーには今年3月末から、「43号通行ルール」と名付けた罰則のない通行規制が課せられており、路面標示は「通行ルール」を補完する位置づけだ。


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     同整備局が尼崎市の地元住民と同日話し合い、標示の期日や内容について合意した。合意内容は、(1)沿道に直接、排ガスの影響が出やすい最も左側の車線(第一通行帯)上に「環境レーン」と標示する(2)43号を覆う形の阪神高速高架の梁(はり)部分に「大型車は中央寄りへ」と書いたシールを張り付ける(3)歩道橋に横断幕を設ける──の3点。
     「通行ルール」が始まった直後の4月の交通量調査によると、尼崎市区間で大型車が第一通行帯を走行する比率は、時間帯などによる差はあるものの、約24%から32%の間に収まる。住民と整備局は9月末までに標示を充実させることで、大型車がどれだけ中央寄り車線の走行に協力しているかの調査をし、「通行ルール」に実効性があるか否かを見極めたい意向だ。
     住民側は会合で、「交通量の変化を来年3月に調査し、検証したい」と話した。また、大型車が通行するのには向いていないと感じたユーザー側が迂回路の選択肢とする阪神高速湾岸線へのシフトについて、住民側は「クレジットカード(の割引)をどうするかということも見越して話し合いを進めたい」と述べ、ロードプライシング策との連動が欠かせないとの立場を取った。

     
     
     
     

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