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物流ニュース
運送事業の新規許可取得 企業買収より安全か
2024年6月24日
一般貨物自動車運送事業の新規許可を取得するには、法令試験の受験をはじめ、必要な手続きがある。かつてのように「車両を5台用意できればいい」という簡単なものではなくなり、ハードルは高くなっている。この壁を乗り越えるため、既存の運送会社の買収を考える経営者もいる。
大阪市の運送事業者は、「許可を保有し、車両・ドライバー・荷主なしという会社を約600万円で提示されており、新規で許可を取得するよりは手間暇がかからないので、買収しようか悩んでいる」と話す。
しかし、具体的な負債なども分からない中での個人間の売買契約はリスクが高いことから、「知人からは慎重に進めるよう忠告されている」という。
利用運送事業を展開する同市の運送事業者も、「新規許可がいつ取れるのか分からないと資金繰りも厳しくなる。売却したいという運送会社があれば、いつでも買収したい」と話す。
同市で運送の許認可申請を手掛ける行政書士は、「一時は半年以上かかる時もあったが、最近は申請書類に不備がなければ3か月程度で許可が取得できる」と説明。その上で、「既存の運送会社を買収する場合、見えていなかった負債が後から発覚することがある。過去には、社保滞納で多額の負債が発生していたこともあった」とし、「新規許可を取得する方が良い」と強調する。
別の行政書士も「買収すれば翌日からでも経営可能だが、やはり隠れた負債やトラブルが怖い」と指摘。「それでも買収したい場合は、多少の手数料はかかるが、M&Aを専門とする企業や専門家を間に入れるべき」とアドバイスする。
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物流メルマガ
手数料が高い
会社買ったりって知人に指摘されて躊躇うような話なんですかね。
ちゃんとした専門家にアドバイスされて考えてるならわかるんだけど。譲渡後の会社の債権債務関係は弁護士しか知らなくて、行政書士は基本的に記事にあるように「怖い」としか言えない。
名古屋走り県民
プロも名古屋走り
車線変更なんかやはり直前に入ってくる
泥除け反射して眩しいからはずせ!
収支を判断できずに経営して苦しいんだから、沢山負債が出てくるのは当たり前。
専門仲介に調査や買収手段をお願いするのが筋。ただ、トラックは積んでなんぼの世界。したがって、車両重量が重く積載量が確保できないトラック業界で儲けるのは難しいと思うぜ。トラックメーカー、規制を作るヤツはトラック業界知らないからな。
中古マンションと同じなんだよ
管理費や修繕積立金がボッタクリで未払いが貯まりまくってて管理組合もトラブルだらけ壁や配管がボロボロで住むのには厳しいし倉庫ならともかく近所にはアタオカがいて苦情や通報が趣味レベルの正義マンの暇つぶし
荷主の提示額が大赤字格安でさらに水屋政治家を通さないと仕事させてもらえないトラックはボロボロで遅刻しても褒めろよ辞めるぞと言う〇〇ゆきや〇〇ちゃんみたいな従業員で近所は言うまでもなく
儲かっているなら売らないでしょ暴落してるから損切りで早く売り逃げしたいだけ
私も相談を受けたことがありますが、こういうレベルで売買できると考えている運送経営者が多いことに驚きです。たしかにマージンは高いですが、リスクを考えると妥当な額とも言えます。
物流コンサル13年目さんへ
妥当な価格とはいくら?
成立後の責任はなしで、売り手100万、買い手200万、デューデリ費用は実費。オーナーにはハッピーリタイヤしてほしい
任意保険のフリート契約がある運送屋なら購入するメリットがあると思うけどね。
新規の運送屋を立ち上げて大型トラックを10台以上、新規で任意保険に入る予定ならば、許可有りでフリートの割引が30%でもある運送屋ならば、契約内容にもよるが、支払う保険料が年に100万円以上安くなるんじゃないのかな?
特に最高割引のフリートを持ってる運送屋が売りに出たら、大手ならばとりあえず子会社として持っておいても良いと思うけどね。
でも、売ろうとするような運送屋は事故も多発してそうだから、そんな運送屋が売りに出る事はないだろうね。
わざと潰れそうな運送業をM&Aして事業損失押しつける。これなだけでしょう。
大手以外がこのご時世に買収して、メリットが有るのだろうか。ウイング10トンのふそうスーパーグレードの新車価格を人伝に聞いてビビった。ペイする前に車があかんやろと思いました。
燃料、無限に値上がりしていくから
辞めとけ。
自分300万で運送会社買いましたが
高かったですかね?
一般の妥当な料金が分からないので
買っちゃいました