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    経験と知識で見せる運び方 山九 山崎氏

    2014年11月11日

     
     
     

     創業から96年、「ありがとう」の気持ちを社名にし、国内外で物流と機工を融合させた事業を展開する、東証一部上場企業の山九。東京支店物流グループは平成18年に引っ越し、美術、イベントの3部門を統合し、美術・イベント係を設置した。
     同係に所属するのは各分野で経験を積んだ精鋭20人。その中の一人、山崎新吾氏は高校生の時に同社の引越事業でアルバイトをしたことが入社のきっかけ。「当時の先輩がとても優しく、大きな車に乗っている姿に憧れた」。引っ越しという仕事に対しても「ただモノを運ぶだけでなく、個人の感情も絡む。話術も必要」と話す。


     数十人のスタッフをまとめ、精密機械を含む事務所の引っ越しをすべて任されたりもした。「仕事の中で最も難しく、その分面白いと思うのは事務所などの見積もり作業。タイムリミットに合わせて終わらせるには、人手は何人要るか、トラックはどの程度の大きさで何台必要か。移動ルートや建物の構造、作業工程。応用が必要なので、色々な知識がないと対応できない。奥深く、いまだにマスターしたとは言えず、発展途上だと思っている」。
     同係は統合する前もそれぞれの得意分野で技術を磨き、必要に応じて協力し合っていたが、一つにまとまったことで、請け負える仕事の幅が広がった。世界的に貴重な美術品などの輸送を請け負うことも多く、展示会場への搬入では展示する壁面や光の加減などの調整で苦労することも多い。「学校の移設でレンガ造りの釜を運んだ仕事は印象深かった。傾けたり振動を与えたりすると崩れる恐れがあった。細心の注意が必要だった」と振り返る。
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     「梱包、積み方、運搬の移動方法と様々な方法があり、組み合わせによっては1+1が2以上になることも多い。経験と知識を駆使し〝見せる運び方〟も、安心感をもってもらうためのパフォーマンスとして必要な場合もある」。特異な仕事を数多く経験してきた山崎氏は「ツアー展示で東京、大阪、福岡、北海道と巡回した仕事は楽しかった。またぜひ全国を巡回するような仕事もやってみたい」と語る。
    ◎関連リンク→ 山九株式会社

     
     
     
     

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