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物流ニュース
エルエーシー デザイントラックで自社PRを
2016年3月22日
エルエーシー(東京都町田市)が開発・販売を手がける「オートボディプリンター」の導入企業が増えている。トラックボディへの塗装マーキングが簡単かつ低コストでできる同製品は、フィルムやカッティングシートに比べ、大幅なコストダウンを実現。国内営業部の長坂純一部長は、「荷主やドライバーへのPR、つまり、自社の存在を世に知ってもらうために活用されているユーザーが多い」と説明する。
同部長は、「HPをお持ちの運送事業者はまだまだ少なく、作られていたとしても、アクセスされる機会はなかなかない」と指摘。そこで同社が長年提案しているのが、「デザイントラックを使った自社PR」だ。
初号機の発売から28年が経過。もともとは建築など他の分野で活用されていたが、運送業界では15年前に富山県の事業者が同製品を導入したのがはじまり。「当初は社内からも『デコトラの時代も終わっているし、難しいのではないか』という意見が出た」が、社会貢献にも目が向き始めた時代と重なり、清潔さや環境をイメージする優しいデザインのプリントで徐々に運送業界でも浸透してきた。
とはいえ、「車両が目立つことになる以上、生半可な気持ちではできない。導入企業は、事故防止に徹底して取り組まれている」と付け加える。「あるユーザー企業では、小さなミスを繰り返すドライバーをデザイントラックに乗せたところ、1年間連続無事故を達成した」という例も。愛車という感覚が芽生え、大切にしてくれるため、「ドライバーが希望するデザインにするのも効果的」だという。
また、「導入されている事業者は、荷主に対し、『御社から預かった大切な荷物を安全に運ぶために』という説明をされている。キレイなトラックであれば人材確保にもつながることを話し、理解を得ている」という。
導入事業者の規模は、保有台数20台から200台クラスまでさまざま。同部長は、「デザイントラックの考えに賛同してくれる地元の優良企業に導入してもらい、その地域のみんなで使うような形が理想」と提案する。
◎関連リンク→ 株式会社エルエーシーこの記事へのコメント
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