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ブログ・橋本 直行
【ヒアリングシートの作り方】
2010年5月4日
営業の現場で、相手から確実に情報を得るためのツールとして、
ヒアリングシートを利用する場合があります。
特に、半人前の営業担当者が、聴き洩れなく効率的にヒアリングを
行なえるようにするためには、有効なツールだと言えます。
ただし、このヒアリングシートを作成する際に、陥ってしまいがちな
失敗があります。
それは、記入欄のマスを作り過ぎてしまうことです。
細かく多くのマスで区切られたヒアリングシートは、上から順番に
埋めていく作業に意識を集中させ、やりとりの中から相手の興味や
要望を読み取る余裕を失わせてしまいます。
ですから、ヒアリングシートは、できるだけ白紙に近い方がよいと
言えます。
シート上を、聴くべきカテゴリー(会社概要、現状の体制、今後の
戦略、要望事項など)で区切り、それぞれに聴くべき要素をチェック
ボックスとともに書き並べていきます。
例えば、物流企業の営業担当者が、顧客企業に対して、「現状の
ロジスティクス体制」について聴く場合を想定します。
この場合は、ロジスティクスフローを描くための広めのフリー
スペースを設け、その上部に「□生産拠点所在地」「□便数」
「□面積」といった聴くべき項目を挙げていきます。
実際の営業のときは、それらにチェックをしながら、洩れなく聴いて
いきます。
これなら、意識がフォームの制限をあまり受けずに、最適なペース
でのヒアリングができるようになります。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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