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ブログ・橋本 直行
【ほめない+叱らない】
2010年9月16日
> 子どものやる気を育てるために、ほめて育てたいが、
> ほめてばっかりでは、しつけにならないと感じる。
> 叱ろうとすると、感情的になって怒っている自分に気づき、
> 落ちこんでしまう。
> 上手に叱るには、どうすればいいのでしょう・・・。
子育て支援のNPO法人ハートフルコミュニケーション代表理事であり、
企業の人材開発コンサルタントでもある菅原裕子氏が、子育て中の
親から、よく受ける質問だそうです。
上司‐部下の関係について、同じような悩みをお持ちのビジネス
パーソンも、多いでしょう。
しかし、菅原裕子氏は、この質問は一見よい質問のように見えますが、
次のようないくつもの誤解が隠されていると言います。
・「ほめることはよいことだ」という誤解
・「叱ることがしつけになる」という誤解
・「上手な叱り方というものがある」という誤解
これらが、なぜ誤解かと言うと、ほめることも叱ることも、すべて
外からの働きかけで子どもをその気にさせようとする行為であり、
本当のやる気は育たないからです。
ほめられて動かされてきた子どもは、ほめられるために動くように
なります。
叱られて動かされてきた子どもは、叱られないために動くように
なります。
どちらも、やる気に基づいて動いているわけではありません。
本当のやる気は、子どもの中から湧いてくる内発的なものです。
親は、この子ども自身の中から湧き出る、やる気の種を撒く必要が
あると、菅原裕子氏は説いているのです。
同氏は、そのやる気の種は、「人の役に立つ喜び」だと説きます。
子どもだけではなく、部下でも、同じでしょう。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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