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ブログ・橋本 直行
【診断メニューのメリット・デメリット】
2010年7月16日
顧客にとって最適な企画を提案するために、まずは診断から入るという
アプローチは、とても有効です。
例えば、物流企業なら、ターゲットの荷主企業へ営業アプローチを
かける際に、輸送、保管、荷役作業などの現状を調査・分析し、
問題・課題を挙げ、解決策を提示する「物流診断」の実施を提案します。
このとき、荷主企業には、次に挙げるようなメリット、デメリットがあります。
〈メリット〉
・自社の物流の現状が整理される。
・今まで不可侵だった領域へ、メスを入れる機会となる。
・自社の物流について、客観的な分析結果が得られる。
・物流改革の優先順位を付けるための元資料が得られる。
・物流の調査・分析手法を知ることができる。
・他社ベンチマークのためのデータを得ることができる。
〈デメリット〉
・ある程度の対応工数を取られる。
・物流に関する社内の情報を、外部に開示しなければならない。
・今まで不可侵だった領域へメスを入れることで、担当者の既得権が
奪われたり、過去の施策(or 無策)が非難されたりするリスクがある。
営業展開においては、メリットを正しく伝え、デメリットへの対処方法を
示して、不安を払拭させて、興味を持っていただく努力が必要です。
◆テキスト「荷主企業対象『物流診断』メニュー導入手法」⇒ダウンロード
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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