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ブログ・橋本 直行
【眼球が違う】
2012年8月18日
同じものを観ても、人によって、同じ様には見えません。
例えば、同じ赤い物を観たとしても、全く同じ赤色には見えません。
それぞれの眼球には、違った特性があるからです。
また、日本人にとっての『犬』と、英語圏の人にとっての『dog』は、
微妙に違うものでしょう。
プレイリードッグは『dog』ですが、私たち日本人の多くには、『犬』
には見えないのではないでしょうか?
その人の持っている性質や性格、育ちや立場などによって、すべては
違って見えているのです。
ですから、経営トップは、絶対に自身が思っているのと同じ様には、
とらえられないことを前提に、言葉をかけなければなりません。
理念や方針についても、手を変え品を変え、工夫して、解説していく
必要があります。
様々な場面で、言い方を変えたり、色々な例を挙げたりしながら、
理解のレベルの統一を図っていくのです。
昨日、ある物流企業の経営トップと一緒に、クレド(企業の信条や
行動指針を簡潔に記したもの)を作りました。
40数個の項目が挙がりました。
できるだけ解かりやすく、意図が伝わるように文章を工夫しましたが、
前述のとおり、誰が見ても同じく見えるというのは、絶対に無理です。
大切なのは、このクレドの項目について、これからずっと折に触れて
解説していくことです。
その場は、朝礼、会議、社内研修、社内報、ブログなど、解説できる
折はすべてです。
そうやって、やっと想いが伝わっていきます。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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