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ブログ・橋本 直行
【カリスマ性は不要】
2013年6月1日
リーダーにとってカリスマ性は、組織を掌握するために、非常に
便利なものです。
アジア最高の政治家と言われる台湾元総統の李登輝氏は、「カリスマ
的な指導者は、大した知恵を用いずとも、秩序ある社会を想像する
ことができる」と分析しています。
しかし、一方で、「カリスマ的な指導者は、長期的な政治生命を保つ
ことができない」とも述べています。
なぜなら、カリスマの力は、大衆の感情によるものであり、一種の
幻想だからです。
人の感情は、変わるものです。
大衆の支持は、いつひっくり返るかも判らないのです。
希望がかなえられなければ、大衆の幻想は、一瞬にして消え去ります。
そのため、李元総統は、「あまりカリスマになってはならない」と
説きます。
カリスマ性を持ち、人心を掌握することを志向するのではなく、
真剣に国民の幸せを考えて、行動し続ければよいと言います。
永年企業づくりを志向するリーダーにとって、大事なことを示唆して
いると思います。
・「最高指導者の条件」
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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