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ブログ・橋本 直行
【個別と大人数】
2014年9月16日
人間は、小人数でいるときの方が、本音を言いやすいものです。
反対に、多数のときは、本音が言いづらく、発言が建前的になって
しまいます。
ただし、後者の傾向が、よくないということでは、決してありません
なぜなら、建前的な意見は、『あるべき姿』を表したものである
場合が、多いからです。
つまり、「建前=きれいごと=理想」だということです。
ですから、リーダーは、部下との1対1の『面談』と大人数を集めた
『会議』を、趣旨によって、上手に使い分けていくべきでしょう。
相手の本音を聴き、不安・不満的な感情のブレーキ要因を取り除いて
あげなければならないときは、全体の場ではなく、個別の面談を
しっかり行ないます。
しかし、言い訳や固執等の利己的発想を改めさせるべきときは、個別
ではなく、全体での会議の場を設けた方が、たいてい効果的なのです。
人間は、大人数でいるときの方が、あるべき姿に向けての議論に
なりやすいからです。
例えば、私の所属する部署では、年に2回、各構成員が順番に、
今後のアクションプランを発表し、他の人から意見をもらうという
合宿会議を開催しています。
この場で、皆に向かって、プランを発表すれば、気持ちが煮え切らず、
やり切れなさそうなところ、捨て切れないところ、必要のない動きが
露わにされ、しっかり突っ込まれます
そうすることにより、無駄のない、戦略に沿った、あるべき流れの
アクションプランにブラッシュアップされるのです。
個別と大人数の特性を押さえ、目的を持って、使い分けましょう。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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